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86.結婚記念日は夫婦の絆
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「ご主人さま遅いなぁ~」
今日は夫婦の結婚記念日なのに。
張り切ってお料理作ったのに冷めちゃうじゃない。
それに、サプライズプレゼントのあたしの手作りケーキだって...出来立てのケーキを食べさせてあげて、彼を喜ばせたかったのに。
遅くなるって連絡あったけど、何時に帰れるかわからないって...
本当に残業なの?
他の女の人と夜遊びでもしてるんじゃないの?
ダメダメ、彼を信じなくちゃ。夫を信じて待つのは妻の務めだもの。
「ガチャ」
あっ、彼が帰って来た。
あたしは玄関の床に行儀良く跪いて三つ指をつく
「お帰りなさいませご主人さま、お食事になさいます?お風呂になさいます?それともあたし?」
久しぶりの新婚三択。
「お前だぉ~」
あたしは嬉しくて彼の胸に飛び込む。
いつもより濃厚なキス。
さっきまでの不満が吹っ飛んでしまいます。
あたしは上着と鞄を受け取って書斎に運びます。
あれ?プレゼントは?
他に何も荷物持ってなかったよね。
もしかして、今日は何の日か忘れちゃってるのかな。
もう、盛り上がってるのがあたしだけだったなんてさみしい。
急に気持ちがしぼんでしまします。
気持ちが上がったり下がったり、女の子の悪い部分です。
ダメダメ、彼が疲れて帰ってきたんだもの。
あたしが笑顔で彼を癒してあげなくちゃ。
キッチンに戻って料理を温めなおします。
「ガタン」
あれ、いつの間にか彼が書斎から出てきました。
手には高級ブランドの包装紙に包まれたリボン付の小箱。
「ミサ、こっちへ来なさい」
彼に手招きれ、あたしはリビングに戻ります。
彼は小箱を床に放り投げると、あたしは上品に床に跪いて小箱を手に取ります。
夫から妻への正式な下賜の儀式です。
うふふっ、なーんだ彼ったら、とっくにプレゼント用意してたんだ。
ああっ、あたしってバカ。彼だって夫婦の大切な日を忘れるわけないんだわ。
「あけて御覧」
あたしは丁寧に包装紙を取って、中の箱を開ける。
『わぁ、ブレスレットだぁ』
ブレスレットって、ちょっと大人のレディーのアイテムってイメージだったけど、最近はかわいいデザインのものが出てきて、若い女性にも人気です。
あたし、知ってるもんね。
ブランドショップの若者向けブレスレットって、雑誌で特集してたんだもん。
シックな全金属製だけどパステルカラーでハート型の模様がついてたりして、エレガントだけどカワイイって評判のもの。
もちろんあたしも欲しいなって思ったけど、お値段もそれなりだった。
「これって、高かったんでしょう?」
彼はあたしの鼻の頭を軽く弾く。
「こら、野暮なこと言わないの」
お決まりのやり取り。
でも、こんなの身につけたら、ちょっと大人のレディーって感じじゃない。
うふふっ、緩んだ頬が戻りません。
しかも、色はあたしの大好きなパステルピンク。
彼の優しさが伝わってくるようです。
「はい、あーん」
あたしの手作りケーキを彼にフォークですくって食べさせます。
お待ちかねの夫婦の団欒タイム。
あんな素敵なプレゼントもらったんだもの、彼に至れり尽くせりのサービスしちゃいます。
「ワインをどうぞ、ご主人さま」
お酒のお酌は妻の役目、もちろんあたしは怠りません。
そして、期待通りのキスでお酒の口移し。
嬉しいぃ~。
「あたしにブレスレットつけて下さい」
あたしは彼におねだりします。
「パチン、パチン、ガチャリ」
彼はあたしにブレスレットをつけると、後ろ手にしてロックしました。
カワイイけど、ちゃんと拘束機能もあるんです。
しかも、本体だけでロックできるから、別に鍵を用意しなくて済む親切設計のスグレもの。
さすが高級品です。
バスローブ一枚でソファーで寛ぐご主人さまの前の床に跪いて、フェラのご奉仕。
「愛しています。ご主人さま」
ご奉仕の後、感謝を込めて彼の足にキスしました。
今日は夫婦の結婚記念日なのに。
張り切ってお料理作ったのに冷めちゃうじゃない。
それに、サプライズプレゼントのあたしの手作りケーキだって...出来立てのケーキを食べさせてあげて、彼を喜ばせたかったのに。
遅くなるって連絡あったけど、何時に帰れるかわからないって...
本当に残業なの?
他の女の人と夜遊びでもしてるんじゃないの?
ダメダメ、彼を信じなくちゃ。夫を信じて待つのは妻の務めだもの。
「ガチャ」
あっ、彼が帰って来た。
あたしは玄関の床に行儀良く跪いて三つ指をつく
「お帰りなさいませご主人さま、お食事になさいます?お風呂になさいます?それともあたし?」
久しぶりの新婚三択。
「お前だぉ~」
あたしは嬉しくて彼の胸に飛び込む。
いつもより濃厚なキス。
さっきまでの不満が吹っ飛んでしまいます。
あたしは上着と鞄を受け取って書斎に運びます。
あれ?プレゼントは?
他に何も荷物持ってなかったよね。
もしかして、今日は何の日か忘れちゃってるのかな。
もう、盛り上がってるのがあたしだけだったなんてさみしい。
急に気持ちがしぼんでしまします。
気持ちが上がったり下がったり、女の子の悪い部分です。
ダメダメ、彼が疲れて帰ってきたんだもの。
あたしが笑顔で彼を癒してあげなくちゃ。
キッチンに戻って料理を温めなおします。
「ガタン」
あれ、いつの間にか彼が書斎から出てきました。
手には高級ブランドの包装紙に包まれたリボン付の小箱。
「ミサ、こっちへ来なさい」
彼に手招きれ、あたしはリビングに戻ります。
彼は小箱を床に放り投げると、あたしは上品に床に跪いて小箱を手に取ります。
夫から妻への正式な下賜の儀式です。
うふふっ、なーんだ彼ったら、とっくにプレゼント用意してたんだ。
ああっ、あたしってバカ。彼だって夫婦の大切な日を忘れるわけないんだわ。
「あけて御覧」
あたしは丁寧に包装紙を取って、中の箱を開ける。
『わぁ、ブレスレットだぁ』
ブレスレットって、ちょっと大人のレディーのアイテムってイメージだったけど、最近はかわいいデザインのものが出てきて、若い女性にも人気です。
あたし、知ってるもんね。
ブランドショップの若者向けブレスレットって、雑誌で特集してたんだもん。
シックな全金属製だけどパステルカラーでハート型の模様がついてたりして、エレガントだけどカワイイって評判のもの。
もちろんあたしも欲しいなって思ったけど、お値段もそれなりだった。
「これって、高かったんでしょう?」
彼はあたしの鼻の頭を軽く弾く。
「こら、野暮なこと言わないの」
お決まりのやり取り。
でも、こんなの身につけたら、ちょっと大人のレディーって感じじゃない。
うふふっ、緩んだ頬が戻りません。
しかも、色はあたしの大好きなパステルピンク。
彼の優しさが伝わってくるようです。
「はい、あーん」
あたしの手作りケーキを彼にフォークですくって食べさせます。
お待ちかねの夫婦の団欒タイム。
あんな素敵なプレゼントもらったんだもの、彼に至れり尽くせりのサービスしちゃいます。
「ワインをどうぞ、ご主人さま」
お酒のお酌は妻の役目、もちろんあたしは怠りません。
そして、期待通りのキスでお酒の口移し。
嬉しいぃ~。
「あたしにブレスレットつけて下さい」
あたしは彼におねだりします。
「パチン、パチン、ガチャリ」
彼はあたしにブレスレットをつけると、後ろ手にしてロックしました。
カワイイけど、ちゃんと拘束機能もあるんです。
しかも、本体だけでロックできるから、別に鍵を用意しなくて済む親切設計のスグレもの。
さすが高級品です。
バスローブ一枚でソファーで寛ぐご主人さまの前の床に跪いて、フェラのご奉仕。
「愛しています。ご主人さま」
ご奉仕の後、感謝を込めて彼の足にキスしました。
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