???妄想ノート~奴隷を夢見る女の子???

みさお

文字の大きさ
上 下
85 / 96

85.ちょっと意地悪なご主人さま

しおりを挟む
「もうっ、女の分際で横から口を出すんじゃない。男が仕事の話をしてるんだから」
お客様にお茶だしした時、つい話に割り込んだらご主人さまに叱られました。
「もう、女は台所にでも引っ込んでなさい」
あたしは一礼して下がります。
クスン
ちょっと涙が頬を伝わります。
何もあんな言い方しなくてもいいじゃない。

お客様が帰られた後は、もう、夫婦喧嘩です。
でも、彼にかなう訳がない。
男の人って、頭だって女より優れてるんだもの。
彼の方があたしよりずっと頭の回転が速いし、理屈で話されるとかなうわけない。
「女って先が見えないんだな」
彼は小馬鹿にしたように呟きました。
今回も彼の勝ちです。
もうっ!くやしい。
でも、あたしは素直に床に跪いて許しを請います。
ここはぐっと堪えて、女の処世術です。
いつもなら、ここで彼に頭を踏まれて終了だけど、今回は違いました。
彼はあたしをトイレに連れて行くと、便器の内側にあたしの顔を突っ込みました。
「お許し下さい。ご主人さま」
「だーめ。お前、妻の分際で夫に逆らったんだぞぅ~」
彼はからかうような口調であたしをたしなめます。
あたしが咄嗟に逃げようとすると、彼はあたしの頭を踏みつけて便器の奥に沈めました。
「はぐぅっ、げほっ、げほっ」
酷い、トイレの水を少し飲んじゃったじゃない。
「どう?、反省したかなぁ~」
彼があたしに問いかける。
「はい、ご主人さま。あたしは妻の分際で生意気でした。どうぞ、お気が済むまで、あたしを罰してください」
あたしは素直にお決まりの台詞で許しを請います。
彼はあたしの頭を踏みつけて、冷たい床にあたしの額を押し付けました。
よかった、調教終了のサインだ。

時に厳しくて、ちょっと意地悪なご主人さま。
でも、そんな彼も好き。だって、あたしは彼の物なんだもの。
彼の望みはあたしの望み。彼が望むなら、あたしは何をされたって構わない。
あたしは愛と貞節と従順を誓って彼の足にキスしました。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

OLサラリーマン

廣瀬純一
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

兄になった姉

廣瀬純一
大衆娯楽
催眠術で自分の事を男だと思っている姉の話

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...