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運命の彼女

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彼女が初恋の相手だった。


小学校から大学まで同じ学校だったのは運命。


将来は結婚するものと思い込んでいた。


結局、僕の独りよがりだったので、彼女は他の男と結婚した。


ただ、長く恋焦がれていたせいだろうか、


縁あって、彼女を焼くことになった。










もうおわかりだろうが、僕の職場は火葬場である。

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