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〈真夜中のリンリン〉①
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パヤッパヤッビュイチュワパー。
「はい、ジングルが流れたところで、早速いってみましょうか。本日一人目の相談者と電話がつながっています。こんばんはー」
「こんばんは」
「お名前をどうぞ」
「〈真夜中のリンリン〉です」
「〈真夜中のリンリン〉さん、本日のテーマは『お正月なんて大嫌い』だけど、どんな相談事でしょうか?」
「私、弟と妹がいるんですが、二人とも結婚して、子供がそれぞれ二人ずついるんですよ。私から見たら、甥っ子が二人、姪っ子が二人。相談事と言うのは、お年玉の件なんです」
「ふむふむ、なるほど。率直に訊いちゃうね。リンリンさんは独身なのかな?」
「はい、独身です」
「そうかぁ。ということは、お年玉は出ていく一方なんだ」
「私、生活カツカツの給料しかもらっていないんですよ。今はまだ小学生だから、一人3000円で済むんですが、大きくなると5000円とか一万円になってしまいますよね」
「ああ、お年玉の金額は上がる一方だね」
「でも、私の給料は横這いなんですよ。これって不公平じゃないですか」
「まぁ、そうかもだけど。リンリンさんがあげたくないなら、あげないという選択肢もあるんじゃない?」
「そんなの無理ですよ。おばちゃん、お年玉ちょうだい、って迫ってきます。眼をキラキラ輝かせて。今年はなしよ、なんて言えません」
「はい、ジングルが流れたところで、早速いってみましょうか。本日一人目の相談者と電話がつながっています。こんばんはー」
「こんばんは」
「お名前をどうぞ」
「〈真夜中のリンリン〉です」
「〈真夜中のリンリン〉さん、本日のテーマは『お正月なんて大嫌い』だけど、どんな相談事でしょうか?」
「私、弟と妹がいるんですが、二人とも結婚して、子供がそれぞれ二人ずついるんですよ。私から見たら、甥っ子が二人、姪っ子が二人。相談事と言うのは、お年玉の件なんです」
「ふむふむ、なるほど。率直に訊いちゃうね。リンリンさんは独身なのかな?」
「はい、独身です」
「そうかぁ。ということは、お年玉は出ていく一方なんだ」
「私、生活カツカツの給料しかもらっていないんですよ。今はまだ小学生だから、一人3000円で済むんですが、大きくなると5000円とか一万円になってしまいますよね」
「ああ、お年玉の金額は上がる一方だね」
「でも、私の給料は横這いなんですよ。これって不公平じゃないですか」
「まぁ、そうかもだけど。リンリンさんがあげたくないなら、あげないという選択肢もあるんじゃない?」
「そんなの無理ですよ。おばちゃん、お年玉ちょうだい、って迫ってきます。眼をキラキラ輝かせて。今年はなしよ、なんて言えません」
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