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汚れたクリスマス⑮

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 その時、冬子さんに重なるようにして、レイカさんが見えた気がした。もちろん眼の迷いだけど、思わずドキリとしてしまう。

「シュウくん?」
「すいません、冬子さんの裸を見るのはひと月ぶりなので、ついはしゃいでしまいました」

 とっさに嘘を吐いて、ごまかしてしまった。全然意識していなかったけれど、冬子さんとレイカさんは、知的でクールなところがよく似ている。

 だが、他の女性を想いながら目の前の女性を抱くのは、あまりにも失礼だ。気を取り直して、頭からレイカさんのイメージを追い出す。

 僕は全裸の冬子さんをベッドに寝かせると、彼女の熱い視線を感じながらガウンを脱いだ。両肘と両膝をベッドにつき、彼女に体重をかけないようにしながら、身体を重ねていく。軽く唇を交わし、舌と唇、指先を駆使して、冬子さんの敏感な部分に触れていく。

 水蜜桃の先端や、首筋や脇腹も感じるけれど、最も感じるのは伸びやかな脚である。人差し指と中指の先で、静かに太股の外側にそっと触れる。上から下に滑らせていくと、冬子さんは息を飲んで身を捩らせる。

 耳たぶを唇で軽くはさみ、脚の愛撫を何度も往復させると、身体を震わせて僕にしがみついてきた。いつもより、敏感になっているようだ。

 僕は太股を両脚の間に差し入れると、伸び上がるようにして、太股を彼女の股間に軽くこすりつけた。
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