裸のプリンス【Ｒ１８】

バージン母娘⑰

　それらしい動機づけを考えたとしても、どんどん本質から外れていくような気がする。

　衝動というものは、理屈ではない。論理では理解できない。どうしようもないから、衝動なのだ。

　バージンにだって、性欲はある。魅力的な女性として、男性に認めてもらいたい。母親を抱いた男に、母親より魅力的だと言ってほしい。それだって、性欲の一つだといえるだろう。

　百合さんとリンさんは、とてもよく似ている。一卵性母娘と呼んでもいいほどに。

　そういえば、百合さんを初めて抱いた時、彼女はセカンドバージンだったっけ。あの時の彼女のことはよく覚えている。僕に抱かれながら、痛みと快感が混在した中で、百合さんは泣いたのだ。

　リンさんの水蜜桃は、まだ成熟していないけど、先端のチェリーは赤く色づいている。そっと口づけると、可愛らしい反応を見せた。

　百合さんとは違った魅力が、確かにあった。前戯の成果があらわれ始めていた。リンさんは呼吸を弾ませている。

　本当の彼女は、とても素直ないい子だ。僕がお願いすると、恥ずかしそうに、両脚を開いてくれた。ザクロは充分に潤っている。

　僕は避妊具を装着し、バナナの先端を入り口にあてがう。

「心配いらないよ。ゆっくりいくからね」

　彼女はコクンと頷いた。僕はゆっくりと腰を進めていく。懸命に我慢していたようだけど、相当痛みがひどかったのだろう。リンさんは泣いてしまう。

　僕はその真珠の涙を舌先でなめとった。セカンドバージンの百合さんが泣いた時と同じように。

　　　　　　　　　　　　　　【バージン母娘・完】