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バージン母娘⑤

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 百合さんは何度目かのエクスタシーの後、息絶え絶えの状態で僕を見つめた。あふれる情欲で潤みきった瞳。以心伝心。何も言わなくても、求めているものがわかる。

 百合さんは止めを刺してもらいたいのだ。僕はいつだって、彼女の要望に応じることができる。下半身に力を込めてから、片手で素早く避妊具を装着。百合さんの手をとって、大きさと堅さを確認してもらう。

 もちろん、僕のバナナのことだ。彼女の手を押し返すように、それはたくましく屹立きつりつしている。僕は百合さんに正対し、彼女の両脚をゆっくり開いていく。

 暗がりの奥に光が射し込み、濡れそぼったザクロが露になる。女性の身体の中心にあり、最も神秘的なフルーツだ。

 僕は両脚の間に身体を入れて、バナナを押し入れる角度を決める。百合さんは眼を閉じて、僕の侵入を待ち構えていた。僕はバナナの先端をザクロの入り口に押し当てる。ゆっくりと腰を押し進めていく。

 百合さんの表情が微妙な変化を見せた。苦痛と恥じらいだけでなく、欲望と歓喜をともなっている。女性だけの最も素敵な表情だ。

 僕のバナナは、あたたかな粘膜に飲み込まれていく。指を噛んでずっと我慢していた悲鳴が放たれた。それを合図にして、僕はゆっくりと腰を動かし始める。
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