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淫らな果実⑨
しおりを挟む僕は良恵さんを引き寄せて、堅く抱きしめた。身長差があるので、良恵さんが背伸びをして、僕が覆いかぶさる態勢だ。慌しく口づけを交わし、舌を絡め合う。
二人の身体から噴き出した汗が、ゆるやかに交じっていく。二つの身体を一つにする潤滑油のようだ。不快感はなく、全裸になった解放感の方が勝っている。
「シュウくん、誰かが来るかもしれないよ。私たち、恥ずかしい姿を見られちゃうね」
良恵さんは悪戯っぽく微笑むと、僕のバナナを掴んだ。すでに力強く屹立している。
「ねぇ、早く入れてちょうだい」4年前と同じく、前戯を求めなかった。
僕は良恵さんを抱え上げ、古びたソファの上に横たえる。綿パンツのポケットから避妊具を抜いて、数秒で装着。両脚を広げた良恵さんの上に重なった。
屹立したバナナをザクロに突きたてる。彼女の準備はすっかり整っていた。腰を打ちつけると、つながった場所から濡れた音がした。
良恵さんの好みはわかっている。荒々しく水蜜桃をもみしだき、十代の頃のように慌しく腰を使う。
「シュウくん、誰かが来るわよ。もっと強く、もっと激しく」
返事の代わりに、腰のギアを上げる。少しでも早く、良恵さんをエクスタシーに導くために。誰にも気づかれないうちに、満足させてみせる。
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