裸のプリンスⅢ【R18】

坂本 光陽

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ラブ・スパイラルⅢ⑦

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「きれいですよ」

 おもむろに、硬く尖った右のチェリーを吸った。

「ああっ」

 千鶴の両手が僕の頭を抱え込む。僕は構わず、左のチェリーも吸う。

 固く閉じられていた両脚がゆるむ。僕はすかさず、左の膝を滑り込ませた。そのまま前に押し上げて、ごく自然に彼女の右脚を開かせた。

 湿り気を帯びたザクロが露わになる。千鶴の手が隠す前に、僕は上体を彼女に密着させる。千鶴の手を握り、腹や腰にキスをしながら、少しずつ身体を下にずらしていく。

「……シュウくん」

 戸惑いと拒絶の入り混じった呟きをスルーして、千鶴の敏感な部分に顔を近づけていく。淡い毛の上でプクンとふくらんだ果粒に僕は軽くキスをする。

 千鶴は身体をよじって逃げようとするけれど、僕の体重をかけた上体と腕がそれを許さない。湿り気を帯びたザクロにも、情熱的に大胆な愛撫を施す。

 未成熟な女性には想像もしていない快感だったのだろう。羞恥心と快楽の入り混じった得体のしれないうねりを感じているに違いない。

 それこそがセックスの本質だ、と思う。千鶴は悲鳴を上げながら、のけぞって逃れようとするが、それは条件反射のようなものだ。明らかに、彼女の本心とは逆である。

 その証拠に、「拒絶」「制止」を意味する合図、僕の身体をポンポンと叩こうとしはない。

 僕はさらに大胆な愛撫を施す。果粒を念入りに愛撫した後で、固く尖らせた舌先でザクロの入口をかき回したのだ。

 甲高い悲鳴が上がり、蜜がドロッとあふれ出てくる。千鶴は身体をよじりながら、何度も僕の名前を呼ぶ。忘我の境地に陥っているからだろう。

 さっき注意したのに、「シュウ」ではなく、僕の本名の方を口にしている。

 オーラルなセックスでたっぷり快楽を味わってもらう。やがて、両脚を閉める力が抜けてきて、僕を迎え入れる準備が整ってくる。

 頃合いはよし。僕は細い両脚を高々と上げて、ゆっくりと大きく開いていく。しとどに濡れたザクロが露わになる。

 千鶴は両手で、真っ赤になった顔を隠してしまう。その反応と同様に、今はまだ青い果実で、はっきりいって未熟な身体だ。

 でも、性感帯は開発されつつあるし、快楽には敏感に反応する。セックスを楽しむ資質を充分備えている。これからいろいろな男と出会い、身体を重ねることで、女性として成熟していくだろう。
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『裸のプリンスⅢ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第3弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
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