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ラブ・スパイラル⑫
しおりを挟むでも、いつまでも楽しんではいられない。僕はタイミングを見て、さりげなく彼女の口からバナナを外した。
「どうして? 私、上手じゃなかった?」
「いえ、とてもよかったですよ。思わず、いっちゃいそうでした」
「よかった。職場の同僚に教えてもらったの。男の人が感じるポイントとか、舌先でなめたり、強くしゃぶったり、アクセントをつけるようにって。いつもシュウくんのお世話になっているから、今日は喜んでもらいたくて……」
何て可愛らしいことを言うのだろう。僕は彼女を抱き上げて、情熱的に唇を交わした。もちろん、感謝の想いと深い愛情を込めて。
僕は右手を開いて、彼女の水蜜桃を包み込む。そっと優しく愛撫を施すと、マヤさんは眉間に皺を寄せた。さらにチェリーを指先で摘まむと、彼女の表情はセクシーに歪んだ。
「シュウくん、ずるい。私が喜ばせる番だったのに……」
「もう充分ですよ。元々、僕がサービスを受けるのは本末転倒ですしね」
彼女のスベスベした肌に、指先を這わせていく。シルキータッチで彼女の最も敏感な果実を探る。もちろん、美しい両脚の付け根にある秘所のことだ。
先程まで、僕のバナナが入っていたザクロは、まだ渇いてはいなかった。というより、とめどなく、あふれ出ていた。
「これは何ですか?」
「……」
「ひょっとして、僕の×××××を愛撫しながら、ここを熱くさせていたんですか?」
ザクロの上の果粒をかすかに触れる。ただ、それだけで、マヤさんは悲鳴を上げて、腰を折り曲げてしまう。僕の腕にすがりついて、ガクガクと身体を震わせている。
さらに、指先をザクロの中に入れて、かきだすように内面を擦りあげた。悲鳴が止まらない。
「マヤさん、大丈夫ですか? やめてほしいですか?」
あわただしく、首を横に振った。
「……もっと」
「もっと、何ですか?」
「もっと擦って。××××の中を、思い切りかきまわしてっ」
マヤさんは切実な声を上げた。
御要望通りに激しく愛撫した。僕の長い中指が、ザクロの内壁を擦りあげたり、指の腹でGスポットを押したりもする。
マヤさんの悲鳴が震え始める。エクスタシーが迫っている兆候である。
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『裸のプリンスⅢ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第3弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
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