裸のプリンスⅢ【R18】

坂本 光陽

文字の大きさ
上 下
51 / 75

ラブ・スパイラル⑫

しおりを挟む

 でも、いつまでも楽しんではいられない。僕はタイミングを見て、さりげなく彼女の口からバナナを外した。

「どうして? 私、上手じゃなかった?」
「いえ、とてもよかったですよ。思わず、いっちゃいそうでした」

「よかった。職場の同僚に教えてもらったの。男の人が感じるポイントとか、舌先でなめたり、強くしゃぶったり、アクセントをつけるようにって。いつもシュウくんのお世話になっているから、今日は喜んでもらいたくて……」

 何て可愛らしいことを言うのだろう。僕は彼女を抱き上げて、情熱的に唇を交わした。もちろん、感謝の想いと深い愛情を込めて。

 僕は右手を開いて、彼女の水蜜桃を包み込む。そっと優しく愛撫を施すと、マヤさんは眉間に皺を寄せた。さらにチェリーを指先で摘まむと、彼女の表情はセクシーに歪んだ。

「シュウくん、ずるい。私が喜ばせる番だったのに……」
「もう充分ですよ。元々、僕がサービスを受けるのは本末転倒ですしね」

 彼女のスベスベした肌に、指先を這わせていく。シルキータッチで彼女の最も敏感な果実を探る。もちろん、美しい両脚の付け根にある秘所のことだ。

 先程まで、僕のバナナが入っていたザクロは、まだ渇いてはいなかった。というより、とめどなく、あふれ出ていた。

「これは何ですか?」
「……」
「ひょっとして、僕の×××××を愛撫しながら、ここを熱くさせていたんですか?」

 ザクロの上の果粒をかすかに触れる。ただ、それだけで、マヤさんは悲鳴を上げて、腰を折り曲げてしまう。僕の腕にすがりついて、ガクガクと身体を震わせている。

 さらに、指先をザクロの中に入れて、かきだすように内面を擦りあげた。悲鳴が止まらない。

「マヤさん、大丈夫ですか? やめてほしいですか?」

 あわただしく、首を横に振った。

「……もっと」
「もっと、何ですか?」
「もっと擦って。××××の中を、思い切りかきまわしてっ」

 マヤさんは切実な声を上げた。

 御要望通りに激しく愛撫した。僕の長い中指が、ザクロの内壁を擦りあげたり、指の腹でGスポットを押したりもする。

 マヤさんの悲鳴が震え始める。エクスタシーが迫っている兆候である。
しおりを挟む
『裸のプリンスⅢ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第3弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

兄になった姉

廣瀬純一
大衆娯楽
催眠術で自分の事を男だと思っている姉の話

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...