裸のプリンスⅢ【R18】

坂本 光陽

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セクシー・マッスル④

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「ええ、華子さんはいやらしくて、とてもセクシーですよ」

 僕は彼女の望みどおりの言葉を口にする。同時に、彼女の顔をしっかり見つめる。

「やだ、シュウくん、見ないでっ」

 華子さんは手で顔を隠した。よほど恥ずかしかったのだろう。

 でも、しばらくすると、腰の動きを再開した。眼を伏せたまま、息を荒くして、屹立したバナナに濡れたザクロをこすりつける。

 僕はジッと見つめたままだ。その視線を感じたのだろう。

「やだ、やだ、見ないでっ」

 華子さんは悲鳴を上げながら、身体を大きくよじる。エクスタシーに達したのだろう。僕の胸に倒れ込み、断続的に激しく震わせた。

「素敵でしたよ、華子さん」そう耳元で囁いて、彼女の身体を優しくなでさする。
「ああ、自己嫌悪。私って、ケダモノみたい。こんなの恥ずかしすぎる」

 華子さんは僕に背を向けて、身体を丸める。

「シュウくん、軽蔑したでしょ。私って本当にいやらしいの」

「軽蔑なんかしませんよ」僕は本心を告げる。「人間は皆、ケダモノです。僕は仕事柄、それをよく知っています。今日は二人きりなんですから、少しも恥ずかしくない。うんと我がままになっても構いませんよ」

「じゃあ、シュウくん……」

 華子さんは背を向けたまま、僕におねだりをした。

「私に、キスしてくれる?」

 返事をする代わりに、僕は彼女の肩を引き寄せた。優しく仰向けにして、彼女の眼をジッと見つめる。そっと唇を合わせた。

 顔を離して見つめ合ってから、もう一度、唇を交わす。今度は少し長めに。

「シュウくん、もう一つ、お願いをしていい?」
「ええ、どうぞ、遠慮なくおっしゃってください」

 華子さんは真っ赤になった顔を伏せて、こう言った。

「私のこと……、オカズにしてほしいの」
「オカズ、ですか?」

 何となく、華子さんの志向というか、嗜好が見えてきた。僕は一旦、ベッドから下りた。華子さんに近づき、右足を上げてベッドの端に置く。左手で股間のクルミを包み、右手の指をバナナに巻きつける。

「こういう具合に、ですか?」

 僕は右手でバナナをしごき始める。華子さんの恥じらう表情。豊かな水蜜桃のふくらみ。形のよい両脚の付け根。全裸の彼女を見つめながら、文字通りオカズにして差し上げる。

「今回は、特別ですからね」

 マスターベーションをして見せるのは初めてではないが、誰にも見せるわけではない。

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『裸のプリンスⅢ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第3弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
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