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情欲の雨に濡れて③
しおりを挟むワンピースに合わせた、淡いピンクのランジェリー。細かな刺繍とセンスのよい色使い。一目で高級下着だとわかる。
「真由莉さん、とても素敵な下着ですね」
「ふふっ」照れくさそうに笑う。「じっくり鑑賞して。シュウくんに見せるために買ったんだから」
そう言いながら、僕の目の前で胸を反らしてみせる。着やせするタイプなのだろう。豊かな水蜜桃がふるふると揺れる。
「失礼します」
僕は片手でホックを外し、素早くブラを奪ってしまう。
「きゃっ、H」
うれしそうに笑いながら、僕の顔に押しつけてきた。ありがたく、水蜜桃を味合わせてもらう。情熱的にキスをして、舌先でチェリーをくすぐる。
「ああっ」可愛らしい悲鳴が上がり、彼女は両手で僕の頭を掴んだ。
僕はお返しに、手荒い愛撫を試みる。ショーツの上からヒップを鷲づかみにする。指先に力を込めると、甘い溜め息を吐いた。
真由莉さんはMっぽいのかもしれない。ショーツの両脇をズリ上げて、Tバックのように股間に食い込ませても、嫌がる素振りはない。
「いやん、見かけによらず、シュウくん、相当なHだね」可愛らしく睨んでくる。
「真由莉さんはHな男がお嫌いですか?」
「ふふ、もちろん大好きだよ」
「僕たち、気が合いそうですね」
「でも、私だけ裸にするのはずるいよ。君の身体も早く見せて」
そう言って、僕の綿シャツのボタンを外し始める。
上半身を裸にすると、僕を窓際に立たせた。カーテンは開け放たれている。陽光の中で、僕のデニムをズリ下ろし、ボクサーショーツ一枚の姿にした。
真由莉さんは少し離れて、「へぇ」と言いつつ腕を組む。
「服を着ている時より逞しいんだ。シュウくん、いい感じ」
「ありがとうございます。僕も真由莉さんも、裸が制服みたいなものですしね」
「面白いこというね。じゃあ、お互い、制服を着ましょうか」
そう言って、僕たちはショーツを足から抜いた。真由莉さんの下の毛は、きれいな逆三角形に切り整えられていた。力強く逆立った毛が、とても情熱的に見える。
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『裸のプリンスⅢ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第3弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
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