裸のプリンスⅢ【R18】

坂本 光陽

文字の大きさ
上 下
3 / 75

情欲の雨に濡れて③

しおりを挟む

 ワンピースに合わせた、淡いピンクのランジェリー。細かな刺繍とセンスのよい色使い。一目で高級下着だとわかる。

「真由莉さん、とても素敵な下着ですね」

「ふふっ」照れくさそうに笑う。「じっくり鑑賞して。シュウくんに見せるために買ったんだから」

 そう言いながら、僕の目の前で胸を反らしてみせる。着やせするタイプなのだろう。豊かな水蜜桃がふるふると揺れる。

「失礼します」

 僕は片手でホックを外し、素早くブラを奪ってしまう。

「きゃっ、H」

 うれしそうに笑いながら、僕の顔に押しつけてきた。ありがたく、水蜜桃を味合わせてもらう。情熱的にキスをして、舌先でチェリーをくすぐる。

「ああっ」可愛らしい悲鳴が上がり、彼女は両手で僕の頭を掴んだ。

 僕はお返しに、手荒い愛撫を試みる。ショーツの上からヒップを鷲づかみにする。指先に力を込めると、甘い溜め息を吐いた。

 真由莉さんはMっぽいのかもしれない。ショーツの両脇をズリ上げて、Tバックのように股間に食い込ませても、嫌がる素振りはない。

「いやん、見かけによらず、シュウくん、相当なHだね」可愛らしく睨んでくる。
「真由莉さんはHな男がお嫌いですか?」
「ふふ、もちろん大好きだよ」
「僕たち、気が合いそうですね」
「でも、私だけ裸にするのはずるいよ。君の身体も早く見せて」

 そう言って、僕の綿シャツのボタンを外し始める。

 上半身を裸にすると、僕を窓際に立たせた。カーテンは開け放たれている。陽光の中で、僕のデニムをズリ下ろし、ボクサーショーツ一枚の姿にした。

 真由莉さんは少し離れて、「へぇ」と言いつつ腕を組む。

「服を着ている時より逞しいんだ。シュウくん、いい感じ」
「ありがとうございます。僕も真由莉さんも、裸が制服みたいなものですしね」
「面白いこというね。じゃあ、お互い、制服を着ましょうか」

 そう言って、僕たちはショーツを足から抜いた。真由莉さんの下の毛は、きれいな逆三角形に切り整えられていた。力強く逆立った毛が、とても情熱的に見える。


しおりを挟む
『裸のプリンスⅢ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第3弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

兄になった姉

廣瀬純一
大衆娯楽
催眠術で自分の事を男だと思っている姉の話

処理中です...