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リベンジ・ラブ㉗

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「そうですね。でも、僕は独身ですから」
「独身だから、問題ないといいたいわけ?」
「一人ひとりの女性には、誠意をもって対応しています」
「男が言うことは、みんな同じね」

 そう言って、レイカさんは肩をすくめる。彼女のステディも同じ、という意味だろうか。

「他の男性のことはわかりませんが、僕はレイカさんのために来ました。今はあなたのことだけを考えています」そう言って、彼女の眼を真っ直ぐ見つめた。
「……そう」

 レイカさんが珍しく愚痴っぽいのは、ステディとケンカでもしたのだろうか。その穴埋めとして呼ばれたのなら、その役目をしっかり果たそう。

「……シュウ、来てくれる?」

 レイカさんは立ち上がり、部屋の奥へと向かった。部屋はスイートルームのように広く、150㎡は軽く超えているだろう。家具の豪華さと内装の高級感には圧倒されてしまう。庶民の僕には、落ち着いて暮らせそうもない。

 ベッドルームは二つあった。小さい方でも、僕の部屋より大きい。

「やっぱり、こっちに来て」

 レイカさんは大きな方のベッドルームに誘った。広さは25㎡ほどだろうか? ただ、ベッドのシーツは乱れていて、僕たちの前に誰かが一戦交えた気配があった。僕の考えを読んだように、レイカさんが口を開いた。

「彼が夕べ、若い女を連れ込んだのよ。これが初めてじゃないの。複数の女をとっかえひっかえ連れ込んで、私にあてつけるみたいに」

 浮気を知ってから数ヵ月、レイカさんはステディと肌を合わせていないという。

 彼のベッドルームで、僕たちは抱き合う。軽く唇をかわす。彼女は上気し、すでに身体が熱くなっている。キスは次第に情熱的になり、互いの身体をまさぐる。僕たちはもつれ合うように、キングサイズのベッドに倒れ込んだ。

「許せない。37人の女とHなんて」

 そう言って、彼女はパンツの上から、僕のバナナに触れる。

「申し訳ありません。ぜひ、お詫びをさせてください。僕の身体で」

 僕は脱ぎ始めた。全裸になるまで、10秒もかからない。鋼の硬さで屹立しているバナナに、熱い視線を感じる。どうやら、御無沙汰であるというのは本当らしい。

 レイカさんは僕を見つめながら下着姿になり、ベッドに横たわった。高級ブランドの黒下着が、陶磁器のように滑らかで白い肌を際立たせる。

 僕はキスをしながら、熟した果実の皮をむくように、ブラジャーとショーツを奪い去った。彼氏のベッドであることも、彼らのセックスの後であることも忘れた。

 いや、それらはレイカさんの情欲を煽るファクターになっているのだろう。

 僕は湿ったシーツの上で、上気した彼女を組み敷いた。視界の隅でザクロが充分に潤っていることは確認済みだ。片手で素早く避妊具を装着すると、僕のそれはブラックバナナになる。
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