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リベンジ・ラブ⑭
しおりを挟むロムさんは笑顔のまま、僕のリビドーを刺激する。緩急をつけながら、僕の身体を巧みに責め続ける。果実をむくようにデニムとボクサーパンツを脱がされ、恥ずかしいほど大きくなったバナナが露わになってしまう。
「じゃあ、私も」
ロムさんは後ろ向きになって、服を脱ぎ始める。僕に見られていることを意識して、じらすようにゆっくりと……。
刺繍入りのショーツを足から抜き、彼女がクルリと振り向いた時、僕は違和感の正体を知った。
ニューハーフもしくは男の娘。ロムさんの股間には、屹立したバナナがあった。戸籍上の性別はどちらになるのだろう。
「シュウくん、あまり驚かないんだね」
「いえ、驚いていますよ。でも、あまり表情に出すのは、失礼かなと思って」
「ふーん、やっぱり個性的な反応だな」
自分のバナナに手を添えたロムさんは、少しも恥ずかしそうではない。これが私よ、何か文句ある、と誇らしげな表情だった。
「さてと、これから君を抱かせてもらうわけだけど、文句はないでしょうね」
「どうして? 僕に謝らせるためですか?」
僕が率直に訊ねると、彼女も端的に答えた。
「ううん、これは個人的な興味かな。私が君を抱きたくなったから」
ロムさんはにっこり笑いかけてくる。
男性とのセックスは経験があるが、ニューハーフの方とは初めてだ。しかも、美少女と見間違うロムさんには、個人的にも興味がある。
「……僕たちは気が合うみたいですね」そう言って、僕は微笑んだ。「とりあえず、責めと受けを決めましょうか?」
「シュウくん、いくら何でも、それは調子にのりすぎ」
「わかりました。ロムさんが責めで、僕が受けですね」
「ということで、よろしくね」
彼女は僕の唇をついばむように、キスをした。このままプレイ開始かと思ったけれど、彼女の瞳は落ち着いていた。
「目いっぱい楽しむために、シャワーを一緒に浴びましょう」
ユニットバスは二人で入ると窮屈だった。まず、僕が入り、身体の汚れをお湯で洗い流し、その後でロムさんが入ってきた。
彼女はスレンダーだが、背が高い。僕より少し低いぐらいだ。手にボディシャンプーの容器を持っていた。外国製らしい。少し手のひらに出して、僕の身体を洗い始めた。
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