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愛欲トラップ⑤

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「あっ、痛い」

 かぼそい悲鳴が上がった。けれど、僕はおかまいなしに、荒々しく果実を味わう。上向きのヒップに爪を立て、小ぶりの水蜜桃をむさぼる。

 僕の中のケモノが久し振りに目覚めつつあった。シャワーノズルが足元で転がる中、僕たちをもつれ合う。スレンダーな肢体が紅潮し、たまらなくセクシーだ。

 僕のバナナはすっかり硬くなっていた。

「いやっ、シュウくん、怖い」

 サキさんは上体をよじって逃れようとする。でも、僕はぴったりと密着して、それを許さない。彼女を後ろ向きにして壁に両手をつかせると、上向きのヒップを荒々しくこね回す。

 立ちバックの態勢で、下半身も密着させる。太腿に当たっているものの大きさと硬度が、彼女にはわかっているはずだ。僕はケモノになった。

「このまま入れますね」

 彼女の耳元で囁いて、容赦なくインサートをした。サキさんのザクロは驚くほど濡れていた。ねっとりと僕のそれに絡みついてくる。

 スキンレスでのインサートは久し振りだ。新鮮な快感を味わいつつ、僕はリズミカルに腰を使う。

「最高ですよ、サキさん」

 彼女は悲鳴を上げるけど、僕は無慈悲に動き続ける。

「ダメ、シュウくん、ダメっ」

 サキさんは身体を反らして、あっという間に上り詰める。

「もうダメ、立っていられないっ」

 エクスタシーに達してしまい、膝から崩れ落ちそうになる。僕はバナナを引き抜いて、素早く彼女の身体を支える。ケモノになりかけていた僕だけど、最低限の理性は保っていた。

 久し振りのエクスタシーだったのか、サキさんはぐったりしている。立たせるのが無理なようなので、僕は彼女を抱き上げて湯船から出た。

 ドアにかけてあったバスタオルをとって、身体から滴を垂らしながら、ペタペタとフローリングの床を歩く。

 リビングで彼女をおろして、バスタオルでくるむように身体を拭いた。意識朦朧の彼女をそのままソファに座らせておき、僕はバスルームに舞い戻る。

 フェイスタオルを見つけて、それで素早く身体を拭う。乾燥機の残り時間を確認すると、あと15分ほどかかるようだ。少し肌寒いけど、我慢できないほどではない。

 僕は腰にタオルを巻いた姿で、サキさんの元に戻る。

「大丈夫ですか?」

 人心地がついたのか、頬を染めながら、素敵な笑顔を見せてくれた。
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