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淫らなアクトレス④

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 僕は全裸だが、メイさんは黒下着を身に着けている。Tバックなので、二つの豊かな果実が丸見えだ。全裸よりもエロチックかもしれない。

 屹立したバナナを舐めたり頬張ったりして、一心不乱に愛撫を続けているのだから、尚更だ。僕のバナナは大きくなり、最大限の硬さに達してしまう。

 メイさんが上目遣いで、雄弁に語りかけてくる。「私が欲しいでしょ」と、誘っているのだ。舌先が離れた時を逃さず、僕は彼女の身体を抱え上げた。

 お姫様だっこにして向かう先は、隣のベッドルームである。彼女の身体を優しく降ろし、僕たちは二匹の蛇のようにもつれ合う。

 蛇というより、獣だったかもしれない。ライオンや虎といった大型の肉食獣だ。僕たちは主導権を争って、格闘技でいうマウントをとろうとする。

「シュウくん、今日は仕事じゃないんだから、私に任せて」

 そう言われては仕方がない。僕は主導権を譲ることにした。
 メイさんは僕の両肩に手をついて、豊かな胸を反らす。上気した顔で僕を見下ろしながら、

「シュウくん、犯してあげる」

〈愛してあげる〉でも、〈楽しませてあげる〉でもなく、〈犯してあげる〉。僕の中にあるMが、ゾロリと頭をもたげる。メイさんは上体を倒して、僕の胸に舌先を這わせ始めた。

 男性に奉仕したいお客さんもいるので、責められることは初めてではない。だが、プライベートのセックスでされるのは、久し振りだ。

 しかも、チェリーやバナナではなく、首筋や脇腹を舌先で愛撫させるのは。

 僕のシルキータッチと同じく、触れるか触れないかの絶妙なタッチで、メイさんが僕の身体を愛撫する。緩急をつけながら、的確な愛撫を施してくる。

 湧き上がる快感に、思わず身を捩り、呻き声が口からもれてしまう。メイさんは上目遣いで、僕の反応をうかがっている。明らかに、じらされていた。快感によって僕を支配しようとしているのだ。

 メイさんは僕の首筋に舌先を這わせながら、器用にブラジャーを外した。

「私の胸に触りたい?」
「……はい」

 彼女は僕の手をとって自分の胸に導いた。とても柔らかなふくらみだった。軽く力を込めると、指先が水蜜桃の中に埋もれてしまう。

 強弱をつけて愛撫を加えていると、メイさんはせつなげに呻き始める。

「お願い、クリクリして……」

 恥ずかしそうに、ねだってきた。両手の指先で、素直にリクエストに応じる。クリクリするのは、硬く尖ったチェリー。メイさんの性感帯の一つだ。親指と人差し指の指先で摘まむと、転がすように強めの刺激を加えた。

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