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お婆ちゃん
しおりを挟む悪友が僕の背後を見やり、「そちらの方は、おまえのお婆様か?」と言った。
振り向いてみるが、誰もいない。
質の悪い冗談だが、実は、ある意味あたっている。
亡くなった祖母は、僕を可愛がってくれた。
だから、今でも守られていると思う。
霊感がなくても、事あるごとに、お婆ちゃんの気配を感じるから。
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