裸のプリンスⅣ【R18】

坂本 光陽

文字の大きさ
上 下
35 / 73

悦楽のアクトレス⑧

しおりを挟む
 そう言えば、メイさんが以前言っていた。

「リアルさは細部に宿るもの。その積み重ねがプロの仕事なのよ」

 僕は壊れ物を扱うように、優しくゆっくりと腰を使う。

「シュウくん、私の好きなところをいっぱい言って」

 一定のリズムを刻みながら、彼女のリクエストに応じる。

「瞳がキラキラしているし、口元がとてもセクシーです。真っ白な肌は瑞々しくて、フルーツみたいな良い匂いがします」

「フルーツ?」

「はい、甘くて新鮮なフルーツです。例えば、ここは水蜜桃」僕は美しいふくらみを優しく触れる。
「ここはチェリー」美しい色の果粒にキスをする。

 メイさんはセクシーに、身体をのけ反らせた。

「落ち着いてください。優しくしますから」
「……シュウくんも、とても良い匂い」
「ありがとうございます。僕は自分のこれをバナナに見立てています」

 僕は下半身に力を込めると、せつなげな悲鳴が上がった。バナナが力強くふくらんで、ザクロの壁を押し広げたのだ。僕たちは快感を与え与えられ、同時に身体を震わせる。

「僕たちの果実は、最高に相性が良いみたいです」

 僕はゆっくりと腰を使う。二人のつながった部分が熱を帯び、湿った音を立て始める。

「来て、もっと来て」
「わかりました」

 僕はメイさんの両脚を高々と上げて、彼女の膝と僕の肘を嚙合わせる。合わせて、腰の角度も深くした。もちろん、奥深くまで打ち込むためである。

「メイさん、いきますよ」

 今は初めてという設定なので、ゆっくりと腰を落とす。ザクロの通路を押し広げながら、力強く突き刺さっていく。

「あああっ」

 メイさんが悲鳴を上げながら、しがみついてくる。一体感が増した態勢で、深々と打ち込んだ。バナナの先端が確実に、ザクロの奥底に当たる。

「大好きです。メイさん、大好きです」

 耳元で囁きながら、僕はダイナミックに腰を使う。

「私も、好きっ」

 メイさんの全身がガクガクと震えた。あっという間にエクスタシーに達したらしい。

 でも、僕の腰は止まらない。

「ええっ、どうして!?」

 メイさんの戸惑いは、快感のうねりの中に飲み込まれていく。一定のリズムの保ったまま、僕は繰り返しザクロの奥底を打つ。
しおりを挟む
『裸のプリンスⅣ』の御閲覧をありがとうございました。シュウの物語・第4弾はいかがだったでしょう。もし、お気に召したのなら、「お気に入り」登録をお願いいたします。どうぞ、お気軽に楽しんでください。前作の『裸のプリンス』、『裸のプリンスⅡ』、『裸のプリンスⅢ』『愛のしたたる果実【R18】』、『ブラックアイドル【R18】』も合わせて、よろしくお願いいたします。
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

何もない部屋

MEIRO
大衆娯楽
【注意】特殊な小説を書いています。下品注意なので、タグをご確認のうえ、閲覧をよろしくお願いいたします。・・・ 何もない部屋に閉じ込められた少女の下品なお話。

そこは、何の変哲もない村だった

MEIRO
大衆娯楽
【注意】特殊な小説を書いています。下品注意なので、タグをご確認のうえ、閲覧をよろしくお願いいたします。・・・そこは、なんの変哲もない、村だった。そして、なんの面白みのない、ただの村だった。自然に囲まれ。綺麗な空気にかこまれ。ただぼんやりとしていて。のんびりと過ごすには、丁度いい、そんな村だ。村民は、建物を円状に建て、静かに暮らしているようだ。建物の並び方としては、些か歪とも思えるよう形だが、原因は村の中央にある、建物が原因だろう。人が住むには小さすぎるような、そんな建物だった。それが、何かを祀るかのように、ぽつんと、たれられているのだった――。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選

上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。 一人用の短い恋愛系中心。 【利用規約】 ・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。 ・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。 ・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

おかしな家

MEIRO
大衆娯楽
【注意】特殊な小説を書いています。下品注意なので、タグをご確認のうえ、閲覧をよろしくお願いいたします。・・・ おかしな家の、不思議で下品なお話です。

処理中です...