裸のプリンスⅣ【R18】

坂本 光陽

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逝けない女Ⅱ⑧

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 マリコさんの反応を見ながら、たっぷり突いて差し上げる。彼女の体力は底なしのようだ。僕が動きを止めると、後ろ手で僕の腰を引きつけて催促をする。

 なら、手加減はいらない。獣の体位をたっぷり堪能してもらおう。後ろから彼女の両腕を掴んだまま、全力で突いて差し上げる。

 獣のような悲鳴を聴きながら、5分間は全力疾走をしただろうか。僕が腰を外すと、彼女はベッドに倒れ込んでしまった。息絶え絶えの風情である。

 ベッドに両手をつくと、僕の全身から汗が噴き出した。心臓の鼓動が早鐘のようだ。僕も息絶え絶えである。でも、まだ終わりではない。

 マリコさんの身体を仰向けにすると、大胆に彼女の両脚を開いた。ぬれそぼったザクロが露わになる。最後の体位は最も愛情が伝わるものが相応しい。

 僕は右手でバナナを数回しごくと、たちまち鋼の硬さを取り戻す。

「マリコさん、いきますよ」

 開いたザクロにバナナの先端をあてがうと、彼女の両脚を高々と上げながら、ゆっくりと腰を沈めていく。

「あああっ」

 マリコさんが大きな悲鳴を上げて、僕の首根っこにしがみついてくる。

 だが、腰の動きに支障はない。ゆっくり引き戻し、もう一度。引き戻し、もう一度。僕は屹立したバナナで、彼女の奥底まで力強く貫いた。

 全精力を燃やす決意で、ダイナミックに動いた。全身を使って激しく腰を使う。

 これほどハードなセックスは記憶にない。全身運動を果てしなく続けるイメージだ。

 しかも、ゴールが見えそうで見えない。何度も心が折れそうになったけど、その度に必死に立て直す。

 幸い、マリコさんの反応から判断して、彼女の限界が近づいているらしい。僕は最後の力を振り絞る。正真正銘のラストスパートだ。

 無意識のうちに獣の叫びを上げていた。呼応するように、マリコさんも叫ぶ。

 彼女のエクスタシーを確認して、僕は引き金を絞った。全身を震わせながら、断続的に彼女の中に放つ。

 最後の一滴まで搾り取られた僕は、もう一歩も動けなかった。このセックスが試合であったのなら、引き分けだったろう。

 僕たちはベッドに横たわりながら、互いににじり寄る。試合後の握手のように、唇を交わした。
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