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逝けない女⑤
しおりを挟む女性を傷つけないように、爪はいつもきれいに整えている。デリケートな部分に触れるのだから、当然のたしなみだ。
濡れそぼっているので、すんなり入った。というより、第一関節までヌルリと飲み込まれた。
「んん」
梨美さんが僕にしがみついてきた。大きな鼓動がしっかり伝わってくる。二の腕に再び爪を立てた。おそらく、無意識の行為だろう。
僕はゆっくりと、中指の出し入れを繰り返す。予想以上に通路が狭い。これでは、僕のバナナをインサートするのは難しそうだ。
「梨美さん、もし痛かったら、すぐに言ってくださいね」
中指の愛撫を続ける。指先を回したり、壁をこすったりした。馴染んでくると、ピストン運動を試してみた。
梨美さんは大きな悲鳴を上げ始めた。僕の胸に顔を押しつけて、せつなげに、とてもセクシーに。
中指のピストン運動は続く。優しく、時に力強く。梨美さんのザクロから体液があふれ出る。それは僕の中指がからみつき、さらに一体感を増す。
快感を生むスポットを探り、的確に突いて差し上げた。
梨美さんの悲鳴は止まらない。苦し気な表情で、僕を見つめながら、僕のバナナに手を伸ばしてきた。
優しく、けれど、しっかり握りしめる。ヒヤリと湿った感触。新鮮な快感に、思わずゾクリとした。
梨美さんは僕の指ピストンとリズムを合わせて、手を動かしてきた。まるで、自分の手でザクロの代わりを務めさせるように。
僕の中指が優しく、ザクロに刺激を与える。梨美さんの手がゆるやかに、バナナをしごきあげる。インサートの変形であり、僕たちのラーゲであることを実感する。
この行為を生んだものは、愛情以外の何物ではない。本来、サービスを提供するのは僕であり、梨美さんがそれを行う必要はない。
だが、一方的にサービスを受け続けることに、後ろめたさを覚えているのだろう。相手の楽しませる行為が元々お好みなのかもしれないが、どちらにしても、梨美さんの感性は類まれなものだ。
奉仕的なセックスというか、巧みなコミュニケーションというか、もしかしたら、僕たちは似ているのかもしれない。
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