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愛の代理人⑥

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「新しい下着を汚してしまってはいけませんね」僕は彼女のショーツに手をかけた。
「ショウくん、いやっ」

 むなしい抵抗だ。ヒップの方からまるめるようにズリ下ろし、素早くショーツを奪いとる。さらに、全裸の彼女をベッドに座らせて、両脚を大きく開かせる。ベッドからスマホと摘み上げ、潤んだフルーツにレンズを向けた。

「やめて、こんな恥ずかしいこと」しかし、彼女は脚を閉じようとしない。
「僕のを可愛がってくれたお返しをしないといけませんね」

 僕は両膝をつき、両脚の間にもぐりこむ。もちろん、潤んだザクロに口づけるためだ。

「いやっ」

 美紗緒さんは身体をのけぞらせる。オーラルセックスから逃れるために、ベッドをずり上がろうとする。

 だけど、僕は逃さない。両腕で太股を抱え込み、彼女の身体をベッドの中央に持っていく。美紗緒さんの股間に顔を近づけると、両手で顔を覆ってしまった。

「失礼します」

 僕は彼女の両脚を大胆に開き、濡れそぼったザクロを露にする。これで、いつでも、口と舌で愛撫することができる。

「美紗緒さん、キスしても構いませんか?」もちろん、下の唇に対してだ。
「……」
「黙っていても同じですよ」
「……許して、あなた」絞りだすように言った。

 僕は軽くザクロにキスをすると、あふれ出た果汁をゆっくり味わう。すすり泣きを聞きながら、太股にたれた滴まで丁寧に舐めとっていく。

 ザクロの周辺をきれいにしてから、最後の最後に、敏感な果粒にとりかかる。充血してふくらんだそれを舌先で転がすと、甲高い悲鳴が上がった。

 舌先でこすったり弾いたりする度に、美紗緒さんは身を捩る。果粒を唇で挟んで吸い上げると、僕の頭を押さえて、獣のように絶叫した。ビクンビクンと激しく身体を震わせている。

 軽くエクスタシーに達したようだ。それは、貞淑な人妻を淫らにするには、充分な快感だったのだろう。

 僕は上体を起こし、彼女の顔を覗きこむ。

「美紗緒さん、大丈夫ですか?」

 スマホのレンズを向けて、脱力した人妻を見下ろす。呼吸の度に、可愛らしい水蜜桃が上下する。

「御自分でなさるのと全然ちがうでしょ?」

 悪戯っぽく訊ねると、素直にコクンと頷いた。

 彼女の感度のよさから、そうなのだろう、と思っていた。マスターベーションの習慣を認めた形だけど、本人は気づいていないようだ。

 スマホを向けて、さらに問いかける。

「ローターですか? それとも、バイブ?」
「えっ」

 自分のはしたない言動に気づいたらしい。真っ赤になって、両手で顔を覆ってしまう。

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