47 / 72
濡れるレッスン②
しおりを挟む「静かですね。皆さん、お出かけ中でしょうか?」
「ええ、今は私たちだけ。でなきゃ、楽しめないでしょ」衣湖さんは悪戯っぽく微笑む。
部屋のドアを開けて、中に入るやいなや、彼女はキスを迫ってきた。もちろん、情熱的に応える。互いの身体をまさぐりながら、舌をからめる。
初めて訪れた部屋の玄関口で事に及ぶのは、いかにも刺激的な展開である。いくら身体が熱くなっても、頭の中は冷静だ。僕は靴を脱ぎ捨てる前に、後ろ手でドアノブの鍵をロックした。
もつれ合うように、上がり框横のダイニングキッチンに上がる。
そういえば、キッチンテーブルの上で女性を押し倒す映画があったな。記憶の奥を探ってみる。『郵便配達は二度ベルを鳴らす』だったっけ。
僕は小柄な衣湖さんを抱え上げ、キッチンテーブルの上に乗せる。ワンピースがふわりとめくれて、真っ白なショーツが露になった。
開いた両脚の間に身体を入れて抱き合うと、ちょうど目線が同じ高さになる。ワンピースの上から水蜜桃を愛撫しながら、僕たちは唇を交わす。
キスがお好きなことは、事前の聞き取り調査で承知している。彼女の体温が上がり、甘い体臭が香る。
広い襟ぐりからブラの内側に右手を差し入れると、硬くなったチェリーが指先に触れた。キスをしながら、指先で摘んだり、こねたりしてみる。
衣湖さんが悲鳴を上げて、僕の腕にしがみついてくる。弾みでキッチンテーブルがきしんだ。ヒヤリとした。古いテーブルではなさそうだけど、強度には不安がありそうだ。
「衣湖さん、万一、テーブルを壊してしまっては大変です。場所を移しましょうか」
何と言っても、ここは彼女の友人の部屋なのだから。僕はお姫様だっこで衣湖さんを抱え上げ、隣のリビングルームに移る。
目の前のソファは、ベッド代わりにするには小さすぎるようだ。ラブホテルと違って生活空間なのだから仕方がない。お姫様だっこのまま、他の部屋を見て回ったが、やはり、寝室でプレイをするのが無難だろう。
遮光カーテンを閉め切った六畳の和室には、すでに敷き布団が敷かれていた。枕元にはティッシュボックスとタオル。すでに準備は整っている。
僕は衣湖さんを畳の上に下ろし、改めて強く抱きしめる。キスをしながら、背中のファスナーをゆっくり下ろす。ワンピースの肩を抜いて足元に落とすと、衣湖さんの素肌が露になった。
薄暗い部屋の中に、青白い肌が浮かび上がる。小柄で童顔の彼女には、純白のブラとショーツがよく似合う。僕は膝をついて、彼女の身体を見つめる。
「衣湖さん、とてもきれいです」
そう言うと、恥じらって、胸を覆い隠してしまう。
僕は素早くシャツと綿パンツを脱ぎ捨てた。ボクサーショーツの前はすでにふくらみかけている。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。




アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選
上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。
一人用の短い恋愛系中心。
【利用規約】
・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。
・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。
・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

声劇・シチュボ台本たち
ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。
声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。
使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります)
自作発言・過度な改変は許可していません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる