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回想エクスタシー⑦
しおりを挟む指を使って小刻みなピストンを繰り返していると、アグリさんは耐えきれずに、悲鳴を上げ始めた。ザクロからドロッと体液があふれ出る。
僕の肩にしがみついて、息絶え絶えに訴えてくる。
「シュウさん、おっぱいを吸ってください」
もちろん、御要望に応えた。
指ピストンを続けながら、硬くなったチェリーを強目に吸う。甘噛みをしたり、舌先で弾いたりもした。ザクロから引き抜いた指先を、充血した果粒を摘まむと、長く尾を引く悲鳴が上がった。
アグリさんは腹筋を震わせながら、両脚を突っ張らせる。エクスタシーに達したのだ。ガクガクと震える身体を僕は抱きしめる。
顔を覗きこむと、眼を真っ赤にして、泣き笑いの表情になっている。
「とても、素敵でしたよ」そう言って、唇を交わす。情熱的に舌をからめる。
「もう一度、ベッドに戻りませんか?」アグリさんの眼を見ながら、僕ははっきり口にした。
「アグリさんをたっぷり愛して差し上げたいんです」
恥じらいながら、コクンと頷いてくれた。彼女の濡れた身体をバスタオルで包み、手を繋いでバスルームを出る。
ベッドに腰をかけてもらい、身体の滴をゆっくり拭っていく。タオルを優しく使うと、新鮮な愛撫のツールになる。敏感な部分は、特に念入りに拭って差し上げる。
アグリさんが眼を閉じて、ベッドに横たわった。これから始まる行為に期待しているのだろう。頬を紅潮させていて、とてもキュートだ。
あまり待たせては良くない。手早く自分の身体を拭くと、僕はベッドに上がった。前戯はバスルームで済んでいるので、スピーディに快楽を追い求めることにする。
僕たちは唇を交わし、情熱的に身体をからませていく。両手と太股を大胆に使って、水蜜桃とザクロという敏感なフルーツを愛撫する。
筋肉質の身体は柔らかさには欠けるけど、ビビッドに反応する。アグリさんが求めている快楽を全身全霊で提供しよう。そう心に誓う。
水蜜桃を手と唇で愛撫を加えながら、太股でザクロの潤みを確認した。
アグリさんは通路が狭い。あふれるほどの体液は、いつも以上に潤滑油の役割を果たしてくれる。
それでも完全に屹立してからでは太すぎるかもしれない。年始めのセックスでも、インサートに手間取ったことを覚えている。
僕は彼女の髪をなで、おでこにキスをしながら、ヘッドボードの避妊具を摘み上げる。頭をもたげかけたバナナに重ねて、僕は素早く装着する。
「アグリさん、そろそろいきますね」
そう言って、引き締まった両脚をゆっくり開く。ザクロが口を開けて、バナナを待っていた。
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