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最もセクシーな仕事⑤
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ビビッドな反応がマヤさんの下半身に現れた。ザクロがキュッと収縮して、まるで、子供の手で僕のバナナを握られたようだ。
マヤさんは声高に、快感を訴えてくる。同時に、つながった部分から体液があふれだす。
まもなく、エクスタシーに達するのだろう。僕はフィニッシュにとりかかる。全身全霊で愛して差し上げた。マヤさんは頭を振り、絶叫を放ちながら、上り詰めていく。
タイミングを合わせて、僕は放出した。もちろん、避妊具の中にである。
「マヤさん、仕事を忘れかけるほど、最高のセックスでしたよ」身体を震わせている彼女を抱きしめて、そっと耳元で囁いた。
「私も、よかった。シュウくん、本当に最高だった」
マヤさんは最高の笑顔になった。
充実したセックスは人生に潤いを与えてくれる。心の底から、そう思う。
30分後、心地好い疲れに包まれながら、マヤさんと一緒にラブホテルを出た。暦の上では春だけど、夜風はまだ肌寒い。僕たちは恋人同士のように腕を組み、身体を密着させて歩く。
マヤさんが偶然を装って、僕の肘に水蜜桃を押しつけてきた。恥じらいを含んだ笑顔がとても可愛らしい。その表情を見て、満足していただけたことを実感する。コールボーイの充実感、達成感を覚える瞬間だ。
でも、大通りでタクシーを捕まえれば、僕の仕事は終わる。
「じゃあ、シュウくん、また来月、電話を入れるから」
「はい、楽しみにお待ちしています」
走り去るタクシーに向かって一礼する。タクシーが視界から消えてから、僕はスマホを取り出した。
「シュウです。今、終わりました」
「お疲れ様、今日は15日だから、お店で待ってるわよ」
ココナさんの言葉は常に簡潔だ。ほどよいトーンで耳に心地好い。
普段なら事務所に連絡を入れるだけで、顔を合わせることはほとんどない。ただ、毎月1日と15日だけは、仕事終わりでココナさんと会うことになっている。
通りかかったタクシーを捕まえて、上野に向かう。ココナさんの元で働き始めて知ったのだけど、彼女は上野公園のそばにある東京藝術大学の出身だ。以来、様々な職業を経て、吉原のソープ嬢に転職し、コールボーイのクラブを開業するまで、ずっと上野に住んでいる。
マヤさんは声高に、快感を訴えてくる。同時に、つながった部分から体液があふれだす。
まもなく、エクスタシーに達するのだろう。僕はフィニッシュにとりかかる。全身全霊で愛して差し上げた。マヤさんは頭を振り、絶叫を放ちながら、上り詰めていく。
タイミングを合わせて、僕は放出した。もちろん、避妊具の中にである。
「マヤさん、仕事を忘れかけるほど、最高のセックスでしたよ」身体を震わせている彼女を抱きしめて、そっと耳元で囁いた。
「私も、よかった。シュウくん、本当に最高だった」
マヤさんは最高の笑顔になった。
充実したセックスは人生に潤いを与えてくれる。心の底から、そう思う。
30分後、心地好い疲れに包まれながら、マヤさんと一緒にラブホテルを出た。暦の上では春だけど、夜風はまだ肌寒い。僕たちは恋人同士のように腕を組み、身体を密着させて歩く。
マヤさんが偶然を装って、僕の肘に水蜜桃を押しつけてきた。恥じらいを含んだ笑顔がとても可愛らしい。その表情を見て、満足していただけたことを実感する。コールボーイの充実感、達成感を覚える瞬間だ。
でも、大通りでタクシーを捕まえれば、僕の仕事は終わる。
「じゃあ、シュウくん、また来月、電話を入れるから」
「はい、楽しみにお待ちしています」
走り去るタクシーに向かって一礼する。タクシーが視界から消えてから、僕はスマホを取り出した。
「シュウです。今、終わりました」
「お疲れ様、今日は15日だから、お店で待ってるわよ」
ココナさんの言葉は常に簡潔だ。ほどよいトーンで耳に心地好い。
普段なら事務所に連絡を入れるだけで、顔を合わせることはほとんどない。ただ、毎月1日と15日だけは、仕事終わりでココナさんと会うことになっている。
通りかかったタクシーを捕まえて、上野に向かう。ココナさんの元で働き始めて知ったのだけど、彼女は上野公園のそばにある東京藝術大学の出身だ。以来、様々な職業を経て、吉原のソープ嬢に転職し、コールボーイのクラブを開業するまで、ずっと上野に住んでいる。
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