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最もセクシーな仕事③

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 マヤさんがケダモノみたいな咆哮ほうこうを上げた。力いっぱいしがみついてきて、何度も快感を絶叫する。僕たちの入った新宿のラブホテルは壁が薄い。万一、隣室のカップルやスタッフに人殺しと誤解されてはたまらない。

 僕は腰を使いながら、キスをして彼女の口をふさいだ。水蜜桃をもみしだきながら、バナナでザクロの中をかきまわす。性欲が高まると、どなたのザクロも熱くなるが、マヤさんの中はひときわ熱い。

 時折、アクセントとして、最も敏感なスポットを突く。マヤさんのそれは身体の奥底だ。子宮の入り口にあるスポット。専門用語でいうと、〈ポルチオ性感帯〉である。

 僕は一気に勝負をかける。インサートをしたままの状態で、マヤさんの両脚を高々と持ち上げると、腰の角度を調整した。

 もちろん、バナナの先端でザクロの最深部を打つためだ。彼女が潤んだ瞳で僕を見上げる。

「マヤさん、いきますよ」

 息絶え絶えの状態で、慌しく頷いた。マヤさんの好みは承知している。手加減なしで、僕は躍動した。リズミカルに力強く、腰を打ち込む。

 手ごたえは充分だ。打ち込むたびに、マヤさんは絶叫した。首を横に振って、僕を押しのけて逃れようとする。

 でも、本気ではない。その証拠に、胸を触れている手には、全然力が入っていない。

 僕はマヤさんの両手首をつかみ、それぞれベッドに押しつけた。完全に押さえ込んだ態勢で、さらに奥深く腰を打ち込む。次第に、ストロークをスピードアップさせていく。

 マヤさんはケダモノの咆哮をあげて、一気に上り詰めていく。

 あらかじめ彼女には、「いく時には必ず言ってくださいね。こっそりいくのはダメですよ」と、伝えてある。他のお客さんなら恥ずかしさから、こっそりいってしまうが、マヤさんは律儀に言われたことを守る。

 それが間近に迫っていることを僕に告げると、たちまちエクスタシーに達してしまった。僕の身体の下で、ガクガクと全身を震わせている。

 普通ならここで間をおくところだけど、僕はすかさず腰使いを再開する。大きさと硬さを失っていないバナナを激しくザクロに突きたてる。

 再び、ケダモノの咆哮が上がる。一度ついた道筋を辿って、マヤさんは立て続けに、エクスタシーに達してしまう。先ほどのそれから5分も経っていない。マヤさんは虚ろな眼で、慌しく呼吸を繰り返している。

「もう一度、いきますよ。止めてほしかったら、言ってくださいね」耳元で囁いたけど、彼女は何も言わない。
「少し休みますか?」一応確認すると、首を横に振った。

「……お願い、……もっと、もっと、ちょうだい」はっきり、そう口にした。

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