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「お嬢様、お三方もアンドリュー殿も
もう間もなくたどり着くと思われます」


「そう、ご苦労様下がって良いわ」

「はい」


メアリーから報告受けた私は、皆様の到着を待つ。


意外なことに、アンドリュー様が1着。

お三方は、同着。


アンドリュー様は、鼻唄を歌いながら
お三方は、息を切らしながら

面白い結果に、私は微笑む。

「皆様、お疲れ様でした」

にっこり笑うと

エルサレム様が息を整えながら

「....ナタリー嬢、お聞きしたい
この中の誰を選ぶのです?」

ふぅ....

「私、早とちりの殿方は好みじゃありませんわ」


ナタリー令嬢がエルサレム様を軽く睨む。


エルサレム様は、捨てられた子犬のようにしょんぼりと肩を落とす。



「皆様、最終試験を後日行いたいと思います」


その言葉に、エルサレム様は復活する。


エルサレム様の表情が生き生きと輝きだす。


「最終試験の内容は、皆様ご存知の通り
私と一騎討ちですわ」


にっこりと微笑むナタリー令嬢。



何だって!

おいおい大丈夫なのかよ....?


って、一騎討ちとか自分は知らなかったけどな!



「日にちは追ってお知らせいたしますわ
それでは皆様、それまでごきげんよう」


トゥドゥドゥントゥドゥドゥン♪
トゥドゥドゥントゥドゥドゥン♪


ナタリー令嬢は、あの音楽と共に姿を消す。








ナタリー令嬢が姿を消すとか、やはり自分の目はおかしくなったのかと思って目を擦ってみるが



そんなことはなかった。


最終試験、自分も参加なんだろうか?

なんか一気に疲れたな、帰って寝たい。


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