劇場の紫陽花

三十路を過ぎ、役者の夢を諦めた佳世の前に現れた謎の黒猫。
劇団員時代の憧れの先輩、巽に化けた黒猫のミカは、佳世の口ずさむ歌が好きだから、もう一度、あの頃のように歌ってほしいからと、半ば強制的に佳世を夢への道へ連れ戻そうとする。
ミカと始まった共同生活、ミカの本当に思うところ、ミカが佳世を通して見ていたもの。

佳世はミカと出会った事で、もう一度、夢へ顔を上げる。そんなお話です。

現代ファンタジーで、少し恋愛要素もあります。


★過去に書いたお話を修正しました。
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