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100 サーシャ視点⑫
しおりを挟む結局。
バーンスタイン侯爵ご夫妻は新聞に載ってた通り夫婦喧嘩をしていたのだなと、つい遠い目になった。
しかも喧嘩の原因が・・・ 閨の失敗って・・・ うそん。
学生の頃読んだ恋愛小説だと、男性側は大抵絶●・・・ゲホゲホ だもんね。
『事実は小説よりも奇なり』ってホントに本当だった・・・
会長も最初は窓の外を見たりして困ってたみたいだけど急に奥様の説得を始めた。
社長の顔をそっと見ると半目になってる・・・ 絶対に怒ってる。
私とチャーリーさんは必死で壁に擬態してたけど・・・
会長も社長も大変だな。
夫婦仲の仲裁までするんだね。
それと今思い出したけど、この金髪碧眼の人って、あの卒業式の時に見たキラキラ王子様だわ・・・・
あ~、そういや昔会長が中庭でキラキラ王子に殴られてたヤツって、新聞で読んだ『真実の愛』とか言うのに載ってた会長が親友の幼馴染と婚約して殴られたって・・・ アレかッ!!
すご~いッ! 私って歴史の証明者?
え、面白いかも。
でも、コレ母さんに絶対に話せない案件だ・・・
チャーリーさんに口止めされちゃってるもん。
『守秘義務って言葉知ってますよね?』
って、さっき凄い顔で睨まれたばっかだもん・・・
うーん、でもまあ仲直り出来て良かったんだよね?
そういうことにしとこ。
ワタシハナニモシリマセン。
×××
翌日社長に呼ばれた。
昨日の事かな?
誰にも喋ってないですけど・・・
「あベイリー嬢? ごめんね朝早くから呼び出して」
「いえ、何でしょうか」
「あのね業務上の確認なんだけど、君イブニングドレス持ってるよね?」
――は?
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