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♡ あなたとお茶を5
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しおりを挟む「じゃあ、『聖女の涙』で浄化できるってことなの?」
ディアドラ嬢が、シルフィー(中身オバちゃん)の話を聞いてソファーから身を乗り出す。
「古来『塩』って言うのは穢れ(氣枯れ)を祓うとされてるのよ。お葬式なんか行ったあとで玄関に入る前に使ったことあるんじゃない? まあ、宗派によってはしない場合もあるけどさ」
シルフィー(オバちゃん)が説明する。
「聖女が作る、『涙(塩)』なら信憑性はあるでしょ?」
「確かにそうだね」
「そうね」
頷き納得するフォボスとディアドラ。
それに対してワイプ魔導師長とベイジル将軍は首を傾げるが、彼らは『日本からの転生者』では無いため馴染みがないらしい。
「ゲームの説明書に書いてあったらしいのよね・・・」
遠い目になるシルフィー(中身オバちゃん)に向かって、
「「え? ナニそれ・・・!?」」
「困ってるみたいだから教えてやるって言ってくれた『ヒト』がいてねぇ・・・」
「「「「は?」」」」
その場の全員が目が点になる。
「一体誰ですか?」
「ウ~ン・・・多分言っても信じないと思うよ」
眉を下げ、困った顔になるシルフィー。(中身・・・フグッ・・・・もうイイって)
「「「「?」」」」
「兎に角、裏付はあったほうが良いとは思うのよねぇ」
彼女が更に遠い目になった・・・
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