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♡ シルフィー・ロゼッタ男爵嬢
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しおりを挟む所でこの世界、なんちゃって●ーロッパっぽい設定なので、現代日本の生活様式と魔法が混在しているんですがそれは横に置いといて、制服?! 何なんこれ。
ドレスヒラヒラ~ のお貴族様の学校のクセして、制服がセーラー服ってナメてんのか? ってオバちゃん思っちゃった。
しかもスカートが膝丈って・・・
おかしくね?
貴族女性って足出したらアウトじゃないの~?!
オバちゃんめっちゃ困惑だけど、ガワ及び主要部分のシルフィーとしては、まあこんなもんでしょ、って納得してるのも確かで。
『学園内は治外法権なのか!?』
そう言いながら、オバちゃん脳は困惑を極め沈黙を選んだようである・・・
シルフィー本人としては偶に突出して諺を吐いたり、唐突におばあちゃんの知恵袋的に脳が働くので便利ではあるのだが、オバちゃんのコダワリ具合にたまーに反抗したりする。
脳の中に別人格が住んでるみたいな感じなのだが、ほぼ脳内会話で済むため不便はしていない・・・
「まあ、性格の一つとして受け入れてる感じよね~」
一人ごちるシルフィーである。
でもまあ、料理とかは前世が食いしん坊というだけあって腕は確かなものであり、厨房の料理人を唸らせるモノを提供する事もあった。
そして何より
『オトコは胃袋掴むのが手っ取り早いのよ』
という豆知識をオバハンが植え付けてくれたため、ベイジル様だけでなく家族や祖父母、そして騎士団員を美味な料理で誑し込むことに成功した。
但し、害意はなく自然と誑し込んだため、やっぱり天然ヒロインのスペックは伊達じゃないのねと、納得するオバハン脳である。
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