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転生悪役令嬢はダサいのがお嫌!!
33 王子の微笑み ※
しおりを挟む最初は指先で秘芽を刺激され脚が痺れるような波がその場所から弾けるようにやってきて全身に広がり、ぶるりと震えるとそれを合図にした様に背中を快感が突き抜けて喉元から細い嬌声が上がる。
アーレスの指先がゆっくりと秘芽と花弁を同時に撫で擦ると慎ましやかに閉じていた花弁は更に蜜を流し始めシーツを汚すが、快楽に堕とされたままうっとりとするイリスは全く気にならなかった。
歓びに濡れる花弁を彼によって押し開かれ、つぷりと指が侵入し腹側の浅い部分を指先で引っ掻くように刺激されながら、同時に秘芽を親指で潰されると気持ち良すぎて意識が飛びそうになる。
イリスの嬌声をまるで音楽のように奏でさせるアーレスの指が一本から二本、そして三本、と丹念に時間をかけて増やされる度に彼女の頭の中は真っ白になり、唇から言葉にならない声が零れ落ちて部屋に響き、時折思い出したように彼から与えられる口付けを夢中で貪りながら、奥に存在する熱いモノを宥めたくて腰が勝手に揺れ動き、指の動きを追い求める度に身体が快楽を更に拾っていく。
蜜壺の真上の辺りの滑らかな腹を彼の手が、ぐい、と押すと、口付けを交わしていたイリスの口から艷めいた嬌声が漏れ、一層水音を激しく淫らに部屋に響かせながら、つま先は丸まり、ピンと伸びた彼女の両足はガクガクと震えて止まらくなった。
耐えきれずに両手でアーレスの金の髪を弄り、後頭部を抑え込むようにして、舌を絡めるキスを己から求めた――
気の狂いそうな渇望が、快楽を与えられる度にそれを貪欲に追い求めて身体が疼くのを止められない・・・
これが媚薬の効果なのか、それともソレが切っ掛けで元々性に貪欲な雌が目覚めたのか、イリスには分からなかったがもうそんな些細な事はどうでも良くなっていった。
二人の息が上がり、重なる唇から聴こえないはずの早鐘を打つような心臓の鼓動が何故か耳に響き、抱きしめ合い触れ合う肌は刻々と熱を持ち、しっとりと甘やかな匂いに感じられる汗が混ざり合う。
潤んだ菫色の瞳と深い青い瞳の視線が切なげに絡まると、アーレスが眉尻を下げて一瞬情けない顔をした後で、
「ごめん。やっぱり止まれなくなった」
爽やかな笑顔でそう云うと、彼は彼女の奥深くに向けて一気に自分を埋め込んだ。
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