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第1章
34話 バルベル2日目 夜
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南門の戦闘の後は食事や休憩などを挟んだ為、僕が北門に着く頃には既に日が落ちて夜になっていた。
「交代の時間です。何か動きはありましたか?」
「特になかった」
「そうですか」
暗い中での戦闘は危険なので夜戦は行わず、朝になるまでアンデット達を交代で監視する事になった。
僕は城壁の上に立っていた見知らぬ冒険者に声を掛けて監視を代わる。
まだ夜は始まったばかりだけど辺りは真っ暗で明かりは月の光と松明の火、そして眼下で蠢く複数の赤く小さな光だけだ。
僕がアンデットのものと思われる赤い光を眺めていると、赤い髪の毛を長く伸ばした魔術師風の女性が近付いて来た。
「もしかして君がエルム?」
「そうですけど、あなたは?」
「私はシャーリー。ブルーバードの1人よ」
シャーリーと名乗った女性が僕に握手を求めて来たのでそれに応じる。
「南門では本当に助かったわ。君達が来てくれなかったらもっと死者が増えていたはずだから」
スタンピードが起きてから冒険者の死者と行方不明者は、合わせて14人にものぼる。
元々バルベルに居た冒険者の数が60人程だった事を考えると2割以上やられた事になる。
「でももっと早くカカラ村にいた冒険者達が来ていれば変わったと思うんですけど・・・」
「終わった事を考えても仕方ないよ。それにコレを見たらあっちが無事か心配になるよ」
僕達はアンデットが来た方向から、カカラ村の冒険者が来ない理由はアンデットの群れと遭遇したからだと結論付けた。
そしてアンデットの群れがこちらに来たという事は初めからココに向かっていた。もしくは冒険者達が倒されたか。
何が真実かは分からない。でも今バルベルの周りアンデットがいる事、僕と達也以外のカカラ村から来た冒険者はココにいない事は事実だった。
「そうですね。パーティーメンバーがそちらに行ったので心配です」
「そうだね・・・君も大変な時に来たね」
「はい。後シャーリーさんにいくつか質問があるんですけど良いですか?」
「さんは付けなくて良いよ。私に答えられる事ならね」
「分かりました。では、シャーリーはこの町について詳しいですか?」
「ええ、詳しいわよ。バルベルの近くは魔物が湧きやすいからよく来るの」
「でしたら、バルベル近郊はアンデットが湧きやすいんですか?」
「いいえ。でもココに限った話じゃなくて、元々アンデットがこんなに湧くこと事態初めてのことよ。いつもだったら1カ所に3、4体位が普通なのよ」
「そうなんですか」
どうやらこのグランディアス王国は平和な国らしい。
僕の前世の国は人類同士で戦争をしていて、その大勢の犠牲者がアンデットになる事がよくあった。だからアンデットの群れに遭遇するのは当たり前の事で、逆に5体以下で遭遇する事は少なかった気がする。
「では次に南門の下半分が壊されていましたけど何があったんですか?」
「あー、それなんだけどよく分からないのよね」
「と言うと?」
「魔術で壊されたと思うんだけど、どんな魔術で誰が撃ったのかが分からないのよ」
「シャーリーさんでも分からないんですか?」
「ええ、悔しいけどね。実際に見ていれば分かったかもしれないけど。でも門に焦げ目が無いのと濡れていない事から火、水属性では無いのは確かよ」
「ありがとうございます」
「シャーリーちょっと良いか?」
まだいくつか質問があったけど、昼間聞いた覚えのある声で話しかけられたので会話を中断する。
「え?ああ、コリー。ごめんなさい、ウチのリーダーから何かあるみたいだから」
そう僕に謝ってからシャーリーがコリンズの方へ歩いて行った。
この後は特に話す相手もいなかったので真面目にアンデットの見張りをしていた。
交代の時間が来たのか他の冒険者が来てその冒険者に、朝からアンデットの群れを叩くと連絡があった。もしかしたらさっきシャーリーが呼ばれたのはそれの関係かもしれない。
その冒険者と見張りを代わり、寝坊しないようすぐに建物の中へ向かい、そこに敷かれた粗悪な布の上で横になる。
まぁ寝坊する事はないけどね。
いつも通り例の空間で目を覚ますと、今日は珍しくエリーの姿があった。
実は最近この空間に来てもエリーがいない日が続いていた。初めて会った時に整備も担当している様な事を言っていたので、それでいないのかなぁ、と思っていた所だった。
「久しぶり。今まで何してたの?」
「お久しぶりです。私は宿主様が乱暴にこの体を使っているので、その整備の追われていました」
その声は抑揚の無い声だったけど、どこか棘のある言い方だった。
これは怒っているのかな?僕自身、乱暴に使った覚えはないけど、とりあえず謝っておこう。
「ごめん。そこまで乱暴に使った覚えは無いんだけど、どこか壊れてた?」
「壊れていませんでしたが、歯車にかなり負荷がかかっているのであまり強化の重ね掛けはやめてください」
「分かった。気を付けるよ」
人の体だったら、何となくどこまでなら大丈夫とか分かるけど、この体はそういう感覚が無いから調節が難しいな。どこまでなら大丈夫なのかまたエリーに聞いておくかな。
「それとオーク程度なら強化を使わなくても倒せますよ」
「え、そうなの?」
「はい。宿主様が強化を使ってオークの頭を潰していましたが、通常の状態で力を込めて殴ればあれ位の出力は出ます」
「そうだったんだ。教えてくれてありがとう」
珍しく助言をしてくれたと思ったらとても良い情報をくれた。
今日みたいにいつも情報をくれれば良いんだけどな。
「いえ、魔力を使わない方が歯車の負担が少ないので。そろそろ朝なので起きてください」
「え、もうそんな時間か」
まだ聞きたい事があったけど仕方がない。朝からアンデット達を倒す作戦があるから遅れるわけにはいかないからね。
「それじゃあ行ってくるよ」
「行ってらっしゃいませ。体は大事に使ってください」
うん、きっとエリーのとっては僕よりもエルムの方が大事なんだろうなぁ。
そんな釈然としない気持ちを抱えながら、粗悪な布の上で目を覚ました。
「交代の時間です。何か動きはありましたか?」
「特になかった」
「そうですか」
暗い中での戦闘は危険なので夜戦は行わず、朝になるまでアンデット達を交代で監視する事になった。
僕は城壁の上に立っていた見知らぬ冒険者に声を掛けて監視を代わる。
まだ夜は始まったばかりだけど辺りは真っ暗で明かりは月の光と松明の火、そして眼下で蠢く複数の赤く小さな光だけだ。
僕がアンデットのものと思われる赤い光を眺めていると、赤い髪の毛を長く伸ばした魔術師風の女性が近付いて来た。
「もしかして君がエルム?」
「そうですけど、あなたは?」
「私はシャーリー。ブルーバードの1人よ」
シャーリーと名乗った女性が僕に握手を求めて来たのでそれに応じる。
「南門では本当に助かったわ。君達が来てくれなかったらもっと死者が増えていたはずだから」
スタンピードが起きてから冒険者の死者と行方不明者は、合わせて14人にものぼる。
元々バルベルに居た冒険者の数が60人程だった事を考えると2割以上やられた事になる。
「でももっと早くカカラ村にいた冒険者達が来ていれば変わったと思うんですけど・・・」
「終わった事を考えても仕方ないよ。それにコレを見たらあっちが無事か心配になるよ」
僕達はアンデットが来た方向から、カカラ村の冒険者が来ない理由はアンデットの群れと遭遇したからだと結論付けた。
そしてアンデットの群れがこちらに来たという事は初めからココに向かっていた。もしくは冒険者達が倒されたか。
何が真実かは分からない。でも今バルベルの周りアンデットがいる事、僕と達也以外のカカラ村から来た冒険者はココにいない事は事実だった。
「そうですね。パーティーメンバーがそちらに行ったので心配です」
「そうだね・・・君も大変な時に来たね」
「はい。後シャーリーさんにいくつか質問があるんですけど良いですか?」
「さんは付けなくて良いよ。私に答えられる事ならね」
「分かりました。では、シャーリーはこの町について詳しいですか?」
「ええ、詳しいわよ。バルベルの近くは魔物が湧きやすいからよく来るの」
「でしたら、バルベル近郊はアンデットが湧きやすいんですか?」
「いいえ。でもココに限った話じゃなくて、元々アンデットがこんなに湧くこと事態初めてのことよ。いつもだったら1カ所に3、4体位が普通なのよ」
「そうなんですか」
どうやらこのグランディアス王国は平和な国らしい。
僕の前世の国は人類同士で戦争をしていて、その大勢の犠牲者がアンデットになる事がよくあった。だからアンデットの群れに遭遇するのは当たり前の事で、逆に5体以下で遭遇する事は少なかった気がする。
「では次に南門の下半分が壊されていましたけど何があったんですか?」
「あー、それなんだけどよく分からないのよね」
「と言うと?」
「魔術で壊されたと思うんだけど、どんな魔術で誰が撃ったのかが分からないのよ」
「シャーリーさんでも分からないんですか?」
「ええ、悔しいけどね。実際に見ていれば分かったかもしれないけど。でも門に焦げ目が無いのと濡れていない事から火、水属性では無いのは確かよ」
「ありがとうございます」
「シャーリーちょっと良いか?」
まだいくつか質問があったけど、昼間聞いた覚えのある声で話しかけられたので会話を中断する。
「え?ああ、コリー。ごめんなさい、ウチのリーダーから何かあるみたいだから」
そう僕に謝ってからシャーリーがコリンズの方へ歩いて行った。
この後は特に話す相手もいなかったので真面目にアンデットの見張りをしていた。
交代の時間が来たのか他の冒険者が来てその冒険者に、朝からアンデットの群れを叩くと連絡があった。もしかしたらさっきシャーリーが呼ばれたのはそれの関係かもしれない。
その冒険者と見張りを代わり、寝坊しないようすぐに建物の中へ向かい、そこに敷かれた粗悪な布の上で横になる。
まぁ寝坊する事はないけどね。
いつも通り例の空間で目を覚ますと、今日は珍しくエリーの姿があった。
実は最近この空間に来てもエリーがいない日が続いていた。初めて会った時に整備も担当している様な事を言っていたので、それでいないのかなぁ、と思っていた所だった。
「久しぶり。今まで何してたの?」
「お久しぶりです。私は宿主様が乱暴にこの体を使っているので、その整備の追われていました」
その声は抑揚の無い声だったけど、どこか棘のある言い方だった。
これは怒っているのかな?僕自身、乱暴に使った覚えはないけど、とりあえず謝っておこう。
「ごめん。そこまで乱暴に使った覚えは無いんだけど、どこか壊れてた?」
「壊れていませんでしたが、歯車にかなり負荷がかかっているのであまり強化の重ね掛けはやめてください」
「分かった。気を付けるよ」
人の体だったら、何となくどこまでなら大丈夫とか分かるけど、この体はそういう感覚が無いから調節が難しいな。どこまでなら大丈夫なのかまたエリーに聞いておくかな。
「それとオーク程度なら強化を使わなくても倒せますよ」
「え、そうなの?」
「はい。宿主様が強化を使ってオークの頭を潰していましたが、通常の状態で力を込めて殴ればあれ位の出力は出ます」
「そうだったんだ。教えてくれてありがとう」
珍しく助言をしてくれたと思ったらとても良い情報をくれた。
今日みたいにいつも情報をくれれば良いんだけどな。
「いえ、魔力を使わない方が歯車の負担が少ないので。そろそろ朝なので起きてください」
「え、もうそんな時間か」
まだ聞きたい事があったけど仕方がない。朝からアンデット達を倒す作戦があるから遅れるわけにはいかないからね。
「それじゃあ行ってくるよ」
「行ってらっしゃいませ。体は大事に使ってください」
うん、きっとエリーのとっては僕よりもエルムの方が大事なんだろうなぁ。
そんな釈然としない気持ちを抱えながら、粗悪な布の上で目を覚ました。
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