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第1章
54 名前を呼びたい ② *
しおりを挟む後半アルフィーノ視点です。
************
もうどれくらいこうしてるだろう?
気持ちいい。それしか考えられない。
アルフィーノ。大好き。
心の中でしか伝えられないけど……
アルフィーノからの気持ちいいキスを受け入れてると、俺の尻の狭間に熱いモノがゴリゴリと当たってくる。
「……んっ……。……フィー……?」
「気持ちいいな?」
「うん。気持ちいい……」
ぼんやりアルフィーノに返すと、熱いモノを尻の狭間にゴリゴリと擦り付ける。
「んっ。やぁ…………。刺激しないで……」
「ん?気持ちいいだろ?」
「うん。でも……ダメ……」
キスの合間、もたつく舌を励ましながら必死にアルフィーノに伝える。
ぼんやりする頭では上手く考えが纏まらない。
ダメ。アルフィーノ。俺はお前を受け入れてはいけないんだ。
涙が出てくるのをなんとか堪える。
大好きなのに。俺を好きでいてくれて、俺を求めてくれてるのに……
刺激されたらアルフィーノの気持ちを受け入れたくなる。
好きなんだもん。
好き。フィー。好き。フィー……
気持ちいい。ふぃー。好き。
気持ちいい……ダメ……
「フィー……。ダメ…………ごめん…………」
涙が零れる。
アルフィーノを受け入れたい。でも出来ない。してはいけない。
本当はキスもダメだと分かってる。
離れなきゃいけないって分かってる。
数ヶ月後にはここを離れるんだから。
ごめん。弱くて。
好きになって……ごめん。
「誠吾。好きです。ここにいる間だけでも俺の傍に居てください」
アルフィーノの声が、囁いた声が心に、身体に響く。
何も返せない。涙だけが溢れてくる。
吐き出す息さえも震えてるのが分かる。
今声を出したら、俺も好きだって言ってしまう。
ダメだ。
これ以上フィーを傷つけたくない。
もう手遅れかもしれないけど……
「フィー……ごめん……」
瞼に優しく唇が落とされる。
何度も。何度も……
もう泣かないでと言葉なく伝えてくれる。
溢れる涙が止まらなくて……溢れ続ける涙をアルフィーノがその唇で拭ってくれる。
嬉しくて、悲しくて、気持ちよくて、苦しくて…………
心がグチャグチャになってる。
何も考えられないし、考えたくない。
今はアルフィーノを感じていたい。
何も考えられなくなってる俺はアルフィーノのなすがままでいる。
アルフィーノが俺を呼ぶ声が遠のいていく………………
「誠吾。ゆっくりおやすみ……」
(アルフィーノSide)
誠吾が俺の腕の中で眠ってしまった。
可愛い。
誠吾を俺に凭せ掛け、ギュッと抱きしめる。
いい匂い……
俺のをちょっと擦り付けたら気持ちいいと泣き出してしまった。
これを可愛いと言わず何を可愛いというのか!!
誠吾の気持ちは分かっている。
俺のことを好きだと、弟としてじゃなく男として好きだと思ってくれていると分かってる。
ああやって、男を見せても嫌がらないんだから間違ってないだろう。
俺にされると気持ちいいと蕩けた表情をして「気持ちいい」って言ってくれるしな。
それでも、後数ヶ月で元の世界へ帰るのだから受け入れられないと思っているのだということも分かってる。
誠吾、俺達の世界にいる間は俺の傍にいて欲しい。キスとハグだけで我慢するから。
でも、キスとハグはいっぱいしてもいいだろう?
誠吾がいなくなった世界で俺は正気を保っていられるだろうか?
せめて誠吾を忘れることがないよう心と身体に刻んでおきたい。
優しくて頑張り屋な誠吾。本来なら必要のないことまで努力する。
俺はそれを傍で見てきた。
何時でもニコニコしていてとても可愛い。
時折年相応の表情なんかを見るとドキリと胸が苦しくなる。カッコイイんだ。
どんな誠吾も好きで、大好きで……
意識のない誠吾の唇を堪能する。
残された時間は少ない。
はっきり言って全然足りない。
誠吾が帰るその瞬間まで、ずっと誠吾に触れていたい……
俺はその後誠吾の眠りが浅くなるまで沢山唇を貪り、身体中を撫で回し、薄い寝衣の上から胸を弄り、熱り勃つ俺を尻に擦り付ければ可愛く震えるもんだから止めることができなかった。
それは……許して欲しい……
************
お読みいただきありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
誠吾さん好きすぎて暴走するアルフィーノ君。それを誠吾さんは知らない。←誠吾さん危険です!!
アルフィーノ君!キスとハグまでですよ!それハグ超えてますよ~
心の中で教えてます(*´ω`*)
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