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第1章
41 出産直前 **
しおりを挟むアレから2日が経った。今日は3日目。
もうそろそろかなぁ。
ジャックロードとプラヴァスはアレからずっと寝室に籠り頑張っている。
その間、俺は水分や食事、リネン類を届けたりそのついでに診察したりしながら様子を見ていた。
勿論風呂も借りた。思ってたより広くてゆったりとできた。出てきたらアルフィーノにため息吐かれた。
何だ?一緒に入りたかったのか?
ジャックロードの私室に詰めて、アルフィーノも初めは赤面して動かなくなることもあったが、慣れたのか少し頬を染めぎこちないながら動けるようになっていた。
「じゃあ、朝食届けてくるわ~」
扉をノックし、返事を待たず寝室に乗り込む。
「シーツ足りてるかぁ?」
声をかけるが返事がない。
仕方がないので衝立の隙間から覗くと2人して寝てた。そっと衝立の陰に隠れる。
ってか、寝るなら何かかけて寝ろよ。
プラヴァスの上に倒れ込むように重なって寝てるから、足元側にある扉からは挿入ってるとこ見えちゃってるし。
そう言えば学生時代馬鹿な友人が薄消し手に入れたって数人で見たっけ。
皆がほぼ見えてるって興奮しまくって、最終的に興奮収まらんヤツがいたっけ。
懐かし~
あの時も俺、余り興奮しなかったんだよな。
友人たちには病気かって心配されたっけ。
今も反応しないし。
まあ、俺異性愛者だしな。
「朝メシどうするぅ~?起きれるかぁ~?」
大きめの声でわざとらしく語尾を伸ばす。
うん。起きた気配がする。
ゴソゴソと動き出した音がする。
もう1回聞いとくか。
「朝メシ届いたけどどうする?持ってきてもいいか?」
「ああ。頼む」
「了解。持ってくるまでに隠しとけよ~。シーツ足りてるかぁ?」
プラヴァスの返事に俺は笑いながら寝室を出る。
笑いながら出てきた俺にアルフィーノの冷たい視線が突き刺さる。
オー。イタイ。イタイ。
「アルフィーノ。リネン類持ってきて~」
朝食の乗ったワゴンを押しながら声をかける。
寝室の扉の前でリネン類を受け取りノックをする。返事を聞かず入室すると後ろからため息が聞こえてきた。
見えないんだから良いだろ。
俺が衝立から姿を見せる頃には2人抱き合うように座っており、プラヴァスが俺の行動を見ている。
ジャックロードは焦点の合ってない目をしていることが多いが今はまだ寝ているようで目を閉じているが相変わらず小さく喘いだり腰をゴソゴソ動かしたりしている。
リネン類をベッドサイド奥のサイドテーブルに、その横のミニテーブルに魔力回復薬を出し、朝食をベッドサイドのテーブルにセッティングしてジャックロードの方を見た。
アナライズで確認したがやっぱり今日かな?
胎児が子袋の口の方へ降りてきてるしな。
後は初産夫だからなぁ……開き切るまでに時間かかるか?
まあ、男だし体力はあるだろうが…………
「プラヴァス。ソレ挿入ってる?」
「……ああ」
腰の当たり指さし問うと不審な表情ながら是の返事が返ってくる。
「じゃあ、ちょうどいいや。子袋の口に先は当たってる?」
露骨な言い方に頬を赤らめながら嫌な表情をする。器用なヤツだ。
まあ、プラヴァスの反応から当たってるんだろうな。
「子袋の口、2日前より柔らかくなってるか?」
俺の質問にハッとしたようで緩く腰を動かしてることから確認をしているようだ。その刺激にジャックロードも艶やかな声で応えている。うん。仲良しだな。
「女性は子宮で胎児を育てるんだが臨月になれば定期的に子宮口の確認をするんだよ。分娩が始まれば進み具合を確認するのに何回もだな。でも、プラヴァスは触らせたくないだろう?だからお前が確認するしかない」
何故聞いたかのか説明するとプラヴァスは真剣な表情で聞いておりゆっくりと頷いた。
「確かに、セイゴ殿に言われて気がついたが随分柔らかくなってる。何時もは跳ね返されるような弾力があるが今はそのまま挿入ってしまいそうだ」
「あ~。そこまで具体的には要らなかったんだが、プラヴァスに伝えとかないといけないけことがある。自然分娩な、死ぬほど気持ちいいらしい」
俺の言葉に「はぁ?」ってプラヴァスが何言ってんだコイツって表情してる。
「聞き取りしたヤツら皆そう言ってたから。今、ソレ気持ちいいんだろ?そこ通って出てくるんだから。そういうことだろ」
そこで暴れると危ないので俺が後ろからジャックロードを抱え治癒魔法を使うことにした。流石に大事なトコ見られたくないし見せたくないだろうからな。
子供が出てきたら下半身隠してアルフィーノ呼んで子供を預けることを説明する。
「あいつに預けるのか?」
「ああ。産湯に入れて服を着せて返してくれるからな」
プラヴァスは「ふーんそう」と若干興味無さげに返事をしていた。
「で、大事なのが俺を呼ぶタイミング。昨日よりだいぶと胎児の頭が子袋の口に近いところにある。先に硬いものが触れたら呼んでくれ」
プラヴァスから頷き返事が返ってくる。
「後、念の為ヒースさんとリヴィタルスさんを呼んでおく。もしも自然分娩が難しそうなら帝王切開に切り替える。それは了承してくれ」
プラヴァスは少し考えた後「分かった」と返事が返ってきた。
「まあ、朝メシ食ってからだな。余りガツガツヤルんじゃないぞ。ジャックロードの体力無くなったら出産大変だからな。それといっぱい中に出しといてやれよ。ジャックロードの助けになると思うからな」
そこまで伝えるとプラヴァスが真っ赤になってた。
あれ?今まで平気だったのに何でだ?
「じゃあ、まあ、頑張れ!」
そう言って俺は手を振りながら寝室を出た。
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お読みいただきありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
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