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第1章
14 魔法基礎とスキル
しおりを挟む朝食には間に合った。
ジャックロードが待っているとユージニアに食堂まで案内されたから。
まあ、その前に一悶着あったんだけどな。
高貴な身分の方々は入浴や着替えを1人ではしない……というかできないらしい。
いや、俺そんな身分じゃないし。風呂も着替えもなんなら料理だって作るし掃除洗濯だってする。長らく一人暮らしをしてたんだからできないと困る。
で、朝食までに時間があると分かり風呂でもと思ったらユージニアを呼ぶと言い出し、じゃあ着替えると言ってもユージニアを呼ぶと言い出し、何方も1人で出来るからユージニアを呼ぶ必要は無いと言うとアルフィーノが手伝うと言い出し……
最終的に「1人でさせてくれ!!!」と怒って何とか1人で風呂に入れた。それでも何かあってはいけないと脱衣所で待機された。
「はぁぁぁぁぁ……」
今日からリヴィタルスさんに魔法を習う。その為、座学を学ぶ用にと俺の部屋に用意されたテーブルに突っ伏してる。(現在ココ)
朝からのアレコレに疲れ切っていて動きたくない。しっかり寝て体力的には問題ないが精神的にゴリゴリ削られてる。癒されたい~。癒しがない~。
コンコンコン
突っ伏したままリヴィタルスさんの到着を待っていると扉をノックする音が聞こえる。
ゆっくり顔を上げるとアルフィーノは扉の前に移動しており、こちらを見ている。それに頷き返すとアルフィーノは「どうぞ」と扉を開けた。
訪問者は待っていたリヴィタルスさんだった。
リヴィタルスさんは扉を開けたアルフィーノに一瞬「おや?」という表情をしたがすぐにニコニコと笑みを浮かべる。
「おはようございます。セイゴさん。ゆっくり休めましたか?」
問われた内容に表情が固まってしまう。
昨夜からのアレコレ……………………
答えたくない。恥の上塗りしかない。
「よく休まれていました」
答えたくない俺の代わりに答えたのはアルフィーノだった。
リヴィタルスさんは「おや?」っと声に出したあとニヤニヤと俺とアルフィーノを交互に見た。
「まあ、色々聞きたいとところですが今日は魔法基礎の座学ですのでその辺はまた今度で」
リヴィタルスさんは「コホン」と1つ咳払いをした後女神から伝言があるとニッコリ微笑んだ。
「女神からの伝言?」
「ええ。魔法を使う上でのコツ?らしいです」
「コツ?」
「はい。『魔法はイメージです』だそうです」
「…………………………」
「?そう言えば伝わるって仰ってたんですけど?」
何処のラノベだ?!
えっ?女神の言葉だよな?アドバイス……なんだよな?イメージ…………
「ま、取り敢えず魔法学の基礎始めましょうか」
そこから午前中は座学で、魔法学の基礎をミッチリ詰め込まれた。
魔法には四大元素と言われ火・水・土・風がありそれ以外にも光・闇・時空・聖・神聖・付与と魔法の種類がある。後は水から派生した氷等がある。生活魔法はアンジェリークの人達は皆が使えるらしい。5歳くらいまでは魔力が安定せず魔法を使うと暴走しやすいらしく、それまでは生活魔法も使わないそうだ。スキルに関しては魔力を使わずに同じような効果を示すと説明を受けた。
「あれ?俺女神から生活魔法ってスキルに入れるって聞いた気がする」
「あぁ。シルフィーナ様から『スキルに入れて魔力を使わないようにしないと今後困る事になりそうだから』と聞いてます」
どういうことだろうか?
女神の考えを想像してみる。
まず、生活魔法についてもう少し詳しく聞いてみた。
生活魔法には火起こし・水汲み・清潔等があるらしい。
普通は生活魔法も自身の魔力を使って使用するらしい。
ふむ………………
スキルということは魔力消費なく使えるということ。解析が魔力使ってとなるとこれから自分の身体をアナライズで確認していくだけで魔力切れおこすかもしれないということか。他にも衛生環境の良い日本で育った俺が清潔を連発する可能性があるからな。魔力切れまっしぐらというわけか。
なるほど。女神も考えてくれてるんだな。
「スキルの使い方は分かりますか?」
リヴィタルスさんに聞かれるが俺自身はよく分かってない。
収納魔法は何となくそこに何かがある感じで使えてるし……
えっ?女神パワーなの?何それ?
「『スキルは意識したら使えるんです』ってシルフィーナ様から説明するように仰せつかってます」
また出た。謎のラノベっぽいやつ。
えっ?アンジェリークで魔法ってそんな感じ?
えぇぇぇぇぇ……
魔法学の基礎って講義受ける必要あったんだろうか?
「昼休憩後、騎士団長様から魔法の実技講習を受けてください」
午後イチで俺の魔法属性を調べてくれることになった。その後、アルフィーノが実践を教えてくれると。
初魔法楽しみだ!
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お読みいただきありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
予約投稿失敗してました。すみません<(_ _)>
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