ネガタエプロジェクト

第一章 人狼ゲーム

人狼ゲーム 黒木 仁 （過去編）

黒木side


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黒木　仁　２６歳
誕生日９月６日　身長179㎝
学歴：不明
趣味：占い
特技：タロット
好きな食べ物：果物系
嫌いな食べ物：山菜
イメージカラー：黒
過去歴：なし
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これは数十年前の出来事である
俺が幼い頃の話だ

住人２００名前後の集落で起こった悲劇

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「ジン君待ってよ」
「やだ、待たない。早くして」
「そんな性格だとモテないぞー！」

小学校から帰宅中のたわいの無い会話である

「モテなくてもいい」
「私はやだな～。ジン君優しいのに」
「サチがお節介なだけだろ」

サチとは、家が近くて登下校がほぼ一緒の仲だ

神宮　幸（じんぐう　さち）
とても明るくて、何事も前向き思考
憧れは、都会みたいな暮らしを夢見てる

「あ～あ。ジン君の将来心配だな～」
「俺の心配をするな」

いつもの日常
いつもの生活
そんな会話をしながら家に着いた

「それじゃ、また明日」
「うん。またね」

そして、別れた
家に着いてランドセルを下ろして
宿題などして夕飯の時間になった


「ジン～ご飯よ！」
「はーい！」

「今日はカレーか。お肉なしの」
「仕方ないでしょ。スーパー行くのに車で１時間かかるんだもの」
「これだから、町里離れてる村は...お肉がいい」
「我儘言わないの！」
「そうだぞ～！父さんみたい大きくなりたきゃ野菜を食え」
「父さん別に大きく無いけど・・・」
「・・・」

「ほら～パパ落ち込んじゃったじゃ無い！」
「めんどくさい」
「ほら料理冷めるうちにいただきますしましょ！」

『いただきます』

そして今日の学校の出来事や
父さんや母さんの世間話などをしたりして
食事の時間の中盤になった頃

「もうそろそろ10年に一回の祭りだな」
「そうだったわ。もうそんな時期ね」
「１０年に一回のお祭り？毎年してるお祭りとは何が違うの？」
「１０年に一回の祭りは、神様にお供えする感謝の日みたいなものだ。毎年開催される祭りは特に意味はない」

「へーそうなんだ。知らなかった」
「１０年祭りはとても神聖な日で、町の雰囲気も全く変わるから楽しみにしていてね」
「うん」
「２日後だから、すぐだな」

１０年祭りってなんだろう？
面白いのかな？
サチと一緒に行きたいな・・・

そして、ご飯を食べ終わり
１日のルーティンも済まし
次の朝を迎えた


そして、いつものようにサチと登校するために
サチを待っていたが、なかなか来ない
遅いと思い、サチの家に向かう途中でサチと出会った

ただ、今日のサチは凄く元気がなく
泣いた後なのか目が凄く腫れていて
いつものサチでは、なかった

「おい、サチどうしたんだよ！熱か？」
「・・・違う」
「じゃあ、どうして目が腫れてるんだよ」

そして、サチはまた泣き始め
こう、答えた



「・・・私、生贄に選ばれた」