ネガタエプロジェクト

第一章 人狼ゲーム

人狼ゲーム １日目 探索フェーズ

探索フェーズに入り、次の話し合いまでみんな単独行動を始めた。
とりあえず、お腹も空いていて頭が回らないので食堂に行くことにした。

食堂には天火と武田と芥の３人が食事をしていた。
芥に関しては食べているっていうより寝ているに近い気がする。

天火「こんにちわ！腹は減っては戦はできぬ！たくさん食べるべし！」
井林「こんにちわ。うわっ、すごい食べてますね。」
武田「本当、お前はよく、食うな。もうどんだけ皿積まれてんだよ...。」
天火「む！お前ではない！天火だ！あと育ち盛りなだけだ！」
武田「悪い悪い。天火みたいな奴がここに来るなんて、どんな理由なんだ？」

（ストレートにその話題をするなんて、凄いな）

武田「あぁ...話したくなかったら別にいいぞ。」
天火「俺は誰でも笑える世界を創たい！」
井林「笑える世界？」
天火「そうだ！笑えば世界中笑顔で溢れていい世界になると思わないか！」
武田「笑顔の世界はいいと思うけど、それどうやってやるんだ？国民に笑えってお願いするのか？笑顔というのは強制するもんではないんじゃないのか？」
天火「む！そこは考え中だ！はははっ」

その後は食事をしながら少し雑談をした後、
周りを探察するより、俺は部屋を探索することにした。
共有スペースは色々な人が探し回っているため、情報収集の効率が悪いからだ。

熊谷はまだうさぎのぬいぐるみを探してるらしく、
戻るのに時間がかかりそうなので、入ることにした。

すると、部屋に入ってすぐに異質な光景が目に入る。
継接ぎだらけのぬいぐるみに散乱した部屋。
手、足、頭、胴体など色々と散らばっていて
別の動物のぬいぐるみに付け替えられいたりもする。
犬の顔なのに足はうさぎの足、胴体は猫の体...

(気味が悪いな、、、）

早く出たいと思い、部屋の中を探し歩いた。
ぬいぐるみが多すぎて歩きにくい中、ふと姿見が割れていることに気づいた。

（この姿見最近割れたばかり？流石に割れた鏡の再現までするかな？）

割れた鏡の前まで行くと近くに小さな収納ボックスがあった。
その中を確認してみると、そこにはプロフィールがあった。

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熊谷　絵真　２４歳　　
誕生日１０月１０日　身長１４８㎝
学歴：高卒
趣味：手芸
特技：縫い合わせ
好きな食べ物：ふわふわしたもの
嫌いな食べ物：硬いもの
イメージカラー：オレンジに近い茶色
過去歴：心療内科に通院中
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（心療内科に通院中？ん？もう一枚ある...写真かな？）

写真を見よとしたその時、閉めていたはずの扉が開き始めていた....