古の迷宮と五人の冒険者

アヤネ

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五階層 空に近い樹海

5 これまでとは違う景色

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五階層に入るとこれまでとは異なる景色だった…、
周りには樹海が広がっていることには変わりない、だが見上げる空がかなり近い。


「空に近いだけあって空気が薄いですね…。」

「この状況下で生息している魔物は厄介だろうな。」


「そうですね…。」


ギルとミリアンが辺りを警戒しているとフィリアが上を指差して何やら興奮している。


「どうしました?」

「ねぇ見て!!
あれって頂上じゃないかな!?」


小さな指の示す先を見ると確かに上が無い…、フィリアの言う通り頂上までは恐らくあと少しだ。


「見えてきましたね…。」

「宝か叡智か…、
どのみちそこに辿り着くには厄介な物が居るんだろうな。」


武器を握り直して一行は足を踏み出した…。
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