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0章
二人の旅立ち
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少年、メルルから事情を聞いた少女はひきつった笑みを浮かべている。
「魔王と大天使がどうにもできねぇのに俺らでどうにかなるかそれ…?」
「前の大天使様と魔王さまがこっちにいるはずだから二人を見つけたらたぶん…。」
「で?
その元二人はどこにいるかわかってんのか?」
メルルが無言でうつむいたのが答えだろう、
少女がため息をつき頭をかいた。
「とりあえずそういうのに詳しそうなばあさんがいるから行ってみるか?
そのばあさん元宮廷の魔導師らしいし何回か災害起こるの当ててるからまぁほんもんだろ。」
「いいの?」
「まぁ、
話聞いて置するってわけにもいかねぇだろ。」
少女が女神像の裏側から白銀の杖を引っ張り出した。
「杖?」
「ずっとここにあるんだよ、俺魔法は使えないけどまぁ鈍器ぐらいにはなるだろ。」
杖を担いで入り口まで向かう少女の背中をメルルが走って追いかけると扉を開ける前に少女が思い出したように口を開いた。
「そういや名前言ってなかったな、俺はディーナだ。」
「うん!よろしくディーナ。」
扉を開き二人は外へ歩き出した。
「魔王と大天使がどうにもできねぇのに俺らでどうにかなるかそれ…?」
「前の大天使様と魔王さまがこっちにいるはずだから二人を見つけたらたぶん…。」
「で?
その元二人はどこにいるかわかってんのか?」
メルルが無言でうつむいたのが答えだろう、
少女がため息をつき頭をかいた。
「とりあえずそういうのに詳しそうなばあさんがいるから行ってみるか?
そのばあさん元宮廷の魔導師らしいし何回か災害起こるの当ててるからまぁほんもんだろ。」
「いいの?」
「まぁ、
話聞いて置するってわけにもいかねぇだろ。」
少女が女神像の裏側から白銀の杖を引っ張り出した。
「杖?」
「ずっとここにあるんだよ、俺魔法は使えないけどまぁ鈍器ぐらいにはなるだろ。」
杖を担いで入り口まで向かう少女の背中をメルルが走って追いかけると扉を開ける前に少女が思い出したように口を開いた。
「そういや名前言ってなかったな、俺はディーナだ。」
「うん!よろしくディーナ。」
扉を開き二人は外へ歩き出した。
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