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飛衣視点の小話
パラダイス5★
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夕食を終えて温泉に入った後、できれば買ってきたチョコレートを食べようとか、静かな時間をすごそうとか思っていたのに。
先に部屋に戻っていた朱里は、ベッドの上で丸くなっていた。
室内は薄暗く、テレビもついていない。
「朱里?」
布団を頭まで被ってしまっている朱里は、俺が声をかけるとびくん、と身体を震わせたようだった。
おそるおそる、と言った様子で朱里が布団から顔を出す。
「飛衣……」
甘く響く声に、俺の心臓が高鳴るをの感じた。
朱里はどういうタイミングかわからないけれど、オメガの発情期のような状態になる時がある。
オメガの中には、アルファの匂いが感じられるもの――主に服で巣作りをする者がいるらしい。
今朱里は、布団の中で俺のシャツを抱きしめて頬を紅く染め、うっとりとした瞳で俺を見ている。
いったい何があったのか。
俺が掛布団を剥ぐと、朱里は恥ずかしげに顔を伏せてしまう。
俺の服の中に。
「どうしたの、朱里」
言いながら俺はベッドに座り、朱里の頭をそっと撫でた。
「え、あ……その……我慢、できなくなって……昼間、あんなことするから」
くぐもった声で言い、朱里は顔を上げた。
「飛衣……欲しい。服じゃあ、満足できない、飛衣の匂いがいい」
甘い声で告げ、朱里は俺に腕を伸ばしてくる。
こんなことされて我慢なんてできるわけがない。俺は、朱里が抱きしめていた俺の服をそっと取り上げ、それを畳みながら言った。
「朱里がそんなに匂いに弱いと、俺は心配だよ」
「う、あ……心配?」
そして俺は畳んだ服をそっと枕横に置き、朱里の肩に手を掛けて上向かせ、その身体に覆いかぶさる。
「昼間のアルファ。匂いがしたって朱里、言ってたでしょ?」
「そ、そうだけど……でも言われるまであの人がアルファだなんて俺、わかんなかったし……飛衣とは全然匂い、違ったから」
言いながら朱里は俺の首に腕を絡め、俺の目を見つめて言った。
「飛衣の匂いは甘くて、くらくらするけどあの人の匂いはもっと違う、なんか野生っぽいにおいだったから、俺、飛衣の匂いじゃないとやだぁ」
「そんな可愛いこと言われたら俺、加減ができないかも」
こんなこと言われて、ふつふつとわき上がってくる欲望に抗いきれるわけがない。
朱里は真っ赤な顔で頷き、
「いっぱいして、いいから」
と言い、俺にキスを求めてきた。
それに応えて唇を重ねると、朱里は自分から口を開き舌を出してくる。
「んン……」
舌が絡まり合い、唾液の混ざる音を聞きながら俺は、朱里が着ている浴衣の隙間から手を入れた。
すでに尖っている乳首を指で弾くと、気持ちいいのか朱里は小さく震えた。
「ん、あぁ……飛衣……」
「そんな顔で俺の名前呼ばれたら、俺、朱里の事滅茶苦茶にしちゃうかも」
朱里は頬を紅く染め、うっとりとした目で俺を見つめている。
そんな誘うような顔をされたら耐えられるわけがない。
俺は朱里の着る浴衣の紐に手をかけ、前をはだけさせる。すると、彼は下着を穿いておらず、硬くたちあがったペニスからは先走りが溢れている。
「なんで下着、つけてないの」
言いながら俺は、彼のペニスに手を掛けた。
「だ……だって……汚しちゃう、から……」
恥ずかしげに言い、朱里は目を反らした。
「これはこれでそそるけど」
笑いながら言い、俺は朱里の乳首に口づけながらペニスに手を掛けた。
「あ、とい、だめぇ……乳首、きもちいいからぁ!」
言いながら朱里は腰を揺らす。
早く朱里と繋がりたい。
俺は朱里のペニスから手を離し、足を抱え上げてその後孔に触れた。
そこからはローションが溢れ出て、ひくついているのがわかる。
まるでオメガみたいだ。朱里はベータだから、愛液が溢れ出ることはない。きっと自分で馴らしたときローションを仕込んだのだろう。
つぷり、と中指を指し込むと、朱里は短く声を上げた。
「朱里、中、すごく濡れてるね」
「ひ、あ……だ、だって……」
と言い、朱里は恥ずかしげに顔を手で覆う。
「欲しくて、堪らなかったから……」
「そう想ってくれるなんて嬉しいよ」
言いながら俺はゆっくりと指の抜き差しを繰り返した。
深く差し込むたびに朱里は腰を浮かせ、引き抜くと切ない声を漏らす。
これならたぶん、俺のペニスはすんなり入るだろう。
中に早く挿れたい。
朱里と繋がりたい。
そんな欲望がふつふつとマグマのように沸き上がってくる。
俺は朱里の中から指を引き抜くと、着ている浴衣と下着を脱いだ。
「飛衣……」
甘い声が俺を呼ぶ。
俺は朱里の足を抱えあげるとそのまま覆いかぶさり、顔を近づけた。
すると朱里の片手が俺の首に回され、片手が俺のネックレスに触れる。
「飛衣といっしょ」
と、甘えた声で言われ、心臓が跳ね上がるのを感じた。
随分と今日は甘えてくる。
普段のツンとした態度もそれはそれで面白いが、今みたいな甘える姿も愛らしい。
「飛衣の匂い好き」
そう呟き、朱里は俺の首に腕を絡めしがみついてきた。
「今日の朱里は一段と愛らしいね」
言いながら俺は彼の首に口づけを落とし、頭を撫でた。
「ん……そういうんじゃない、からあ……」
「俺はどんな朱里も好きだけど、もうこれ以上耐えられそうにない」
そう囁やき、俺は身体を起こすと、ゆっくりの朱里の中に入っていった。
「あ……あァ……」
「朱里の中、熱くて柔らかい。奥まで挿れるよ?」
優しく声をかけ、俺は腰を埋めていった。
すぐに先端が奥へとたどり着き、その先をこじ開けようとさらに腰を進める。
すると朱里は大きく背を反らし、首を横に振りながら喘いだ。
「だ、めぇ……それ、変になるからぁ!」
「いいじゃない、変になっても。今日も明日も、俺と朱里、ふたりだけなんだから」
「あぁ!」
「ほら全部入ったよ、朱里」
「う、あ、あ……」
朱里のペニスから先走りが溢れ出て、腹を濡らしている。その光景がとても卑猥で俺を更に煽り立てた。
俺はベッドに手をつき、腰を引きまた奥まで腰を進める。
俺が動く度に朱里は喘ぎ、俺の名を何度も呼んだ。
「飛衣、とい、んン……中気持ちいい」
上ずった声で啼き、朱里は腰を揺らしている。
このままではすぐに出してしまいそうだ。
それはもったいないからできるだけ長く中を味わっていたいのに、朱里の中は俺のペニスに絡みつききつく締め付けてくる。
「と、い……イく、イく、飛衣のペニスでイっちゃう、からぁ!」
そして朱里は大きく背を反らし、中を収縮させながら射精せず達した。
腰から這い上がる快楽に、俺は耐え切れず激しく腰を打ち付けた。
「可愛い朱里……もう、俺、イくかも……」
余裕のない声で呟き俺は、中からペニスを引き抜くと朱里の腹にめがけて精液を放った。
「あ……」
朱里は切ない声をあげ、目を見開き俺を見る。
白濁に濡れる朱里の姿は卑猥で、俺の中にある支配欲が増してくる。
引き抜いた俺のペニスはまだ萎えない。まだ抱きたい。もっと抱きたい。
「朱里……俺まだ足りない」
そう告げて俺は、また朱里の中に入っていった。
「い、あ……飛衣……と、い……だめ、イったばかり、だからぁ!」
先ほどとは変えて浅い所を重点的に突き上げると、朱里はすぐに腰を揺らし達してしまう。
「だ、めぇ、イきすぎて、おかしくなる……」
「出さずに何回イけるのか、数えてみるのもいいかもね」
「う、あ、あ、あぁ、イってる、イってる、からぁ!」
朱里は喘ぎながら俺に腕を伸ばしてくる。
俺は朱里に顔を近づけてキスを交わし、顔を見つめて言った。
「愛してるよ、朱里。ずっと、俺の物だ」
「ひ、あ……あぁ、飛衣、飛衣……すきぃ、飛衣、俺、あぁ!」
うわ言のように繰り返しながら朱里はがくがくと腰を揺らし、何度目かの絶頂を迎えた。
「きっつ……ねえ、朱里。次は中に出すよ」
そう声をかけ俺は腰の動きを止め、朱里の中で迸りを放った。
「中……熱い……」
うっとりと呟く朱里の腹をすっと撫で、
「ここに俺のがまだ入ってる」
と告げ、ぐい、と奥へと腰を埋めた。
「あ……飛衣……俺、飛衣と繋がっていたい」
そう言いながら俺に腕を伸ばしてくる朱里の姿に心が揺れ、俺は繋がったまま朱里に顔を近づけ唇を重ねた。
できればずっと、こうしていたい。
ずっと一緒にいたい。
けれど俺も朱里もまだ高校生だ。
卒業までまだ一年近くある。卒業したら一緒にいられる。それまで朱里に何者も近づけないよう、朱里を俺で埋めなくては。
俺は口付けながら朱里のネックレスに触れる。これは俺と朱里を繋ぐ鎖だ。
朱里の口の中を舐め回し深い口づけを交わした後、俺は口を離し、顔を見つめて言った。
「愛してる」
「飛衣……」
恥ずかしげに俺の名前を呟いた朱里はぎゅっと、俺の首を抱き小さな声で言った。
「俺、も……愛してる、から……」
そのまま黙り込んでしまった朱里が愛おしく、俺は頭を撫でてそのこめかみに口づけた。
先に部屋に戻っていた朱里は、ベッドの上で丸くなっていた。
室内は薄暗く、テレビもついていない。
「朱里?」
布団を頭まで被ってしまっている朱里は、俺が声をかけるとびくん、と身体を震わせたようだった。
おそるおそる、と言った様子で朱里が布団から顔を出す。
「飛衣……」
甘く響く声に、俺の心臓が高鳴るをの感じた。
朱里はどういうタイミングかわからないけれど、オメガの発情期のような状態になる時がある。
オメガの中には、アルファの匂いが感じられるもの――主に服で巣作りをする者がいるらしい。
今朱里は、布団の中で俺のシャツを抱きしめて頬を紅く染め、うっとりとした瞳で俺を見ている。
いったい何があったのか。
俺が掛布団を剥ぐと、朱里は恥ずかしげに顔を伏せてしまう。
俺の服の中に。
「どうしたの、朱里」
言いながら俺はベッドに座り、朱里の頭をそっと撫でた。
「え、あ……その……我慢、できなくなって……昼間、あんなことするから」
くぐもった声で言い、朱里は顔を上げた。
「飛衣……欲しい。服じゃあ、満足できない、飛衣の匂いがいい」
甘い声で告げ、朱里は俺に腕を伸ばしてくる。
こんなことされて我慢なんてできるわけがない。俺は、朱里が抱きしめていた俺の服をそっと取り上げ、それを畳みながら言った。
「朱里がそんなに匂いに弱いと、俺は心配だよ」
「う、あ……心配?」
そして俺は畳んだ服をそっと枕横に置き、朱里の肩に手を掛けて上向かせ、その身体に覆いかぶさる。
「昼間のアルファ。匂いがしたって朱里、言ってたでしょ?」
「そ、そうだけど……でも言われるまであの人がアルファだなんて俺、わかんなかったし……飛衣とは全然匂い、違ったから」
言いながら朱里は俺の首に腕を絡め、俺の目を見つめて言った。
「飛衣の匂いは甘くて、くらくらするけどあの人の匂いはもっと違う、なんか野生っぽいにおいだったから、俺、飛衣の匂いじゃないとやだぁ」
「そんな可愛いこと言われたら俺、加減ができないかも」
こんなこと言われて、ふつふつとわき上がってくる欲望に抗いきれるわけがない。
朱里は真っ赤な顔で頷き、
「いっぱいして、いいから」
と言い、俺にキスを求めてきた。
それに応えて唇を重ねると、朱里は自分から口を開き舌を出してくる。
「んン……」
舌が絡まり合い、唾液の混ざる音を聞きながら俺は、朱里が着ている浴衣の隙間から手を入れた。
すでに尖っている乳首を指で弾くと、気持ちいいのか朱里は小さく震えた。
「ん、あぁ……飛衣……」
「そんな顔で俺の名前呼ばれたら、俺、朱里の事滅茶苦茶にしちゃうかも」
朱里は頬を紅く染め、うっとりとした目で俺を見つめている。
そんな誘うような顔をされたら耐えられるわけがない。
俺は朱里の着る浴衣の紐に手をかけ、前をはだけさせる。すると、彼は下着を穿いておらず、硬くたちあがったペニスからは先走りが溢れている。
「なんで下着、つけてないの」
言いながら俺は、彼のペニスに手を掛けた。
「だ……だって……汚しちゃう、から……」
恥ずかしげに言い、朱里は目を反らした。
「これはこれでそそるけど」
笑いながら言い、俺は朱里の乳首に口づけながらペニスに手を掛けた。
「あ、とい、だめぇ……乳首、きもちいいからぁ!」
言いながら朱里は腰を揺らす。
早く朱里と繋がりたい。
俺は朱里のペニスから手を離し、足を抱え上げてその後孔に触れた。
そこからはローションが溢れ出て、ひくついているのがわかる。
まるでオメガみたいだ。朱里はベータだから、愛液が溢れ出ることはない。きっと自分で馴らしたときローションを仕込んだのだろう。
つぷり、と中指を指し込むと、朱里は短く声を上げた。
「朱里、中、すごく濡れてるね」
「ひ、あ……だ、だって……」
と言い、朱里は恥ずかしげに顔を手で覆う。
「欲しくて、堪らなかったから……」
「そう想ってくれるなんて嬉しいよ」
言いながら俺はゆっくりと指の抜き差しを繰り返した。
深く差し込むたびに朱里は腰を浮かせ、引き抜くと切ない声を漏らす。
これならたぶん、俺のペニスはすんなり入るだろう。
中に早く挿れたい。
朱里と繋がりたい。
そんな欲望がふつふつとマグマのように沸き上がってくる。
俺は朱里の中から指を引き抜くと、着ている浴衣と下着を脱いだ。
「飛衣……」
甘い声が俺を呼ぶ。
俺は朱里の足を抱えあげるとそのまま覆いかぶさり、顔を近づけた。
すると朱里の片手が俺の首に回され、片手が俺のネックレスに触れる。
「飛衣といっしょ」
と、甘えた声で言われ、心臓が跳ね上がるのを感じた。
随分と今日は甘えてくる。
普段のツンとした態度もそれはそれで面白いが、今みたいな甘える姿も愛らしい。
「飛衣の匂い好き」
そう呟き、朱里は俺の首に腕を絡めしがみついてきた。
「今日の朱里は一段と愛らしいね」
言いながら俺は彼の首に口づけを落とし、頭を撫でた。
「ん……そういうんじゃない、からあ……」
「俺はどんな朱里も好きだけど、もうこれ以上耐えられそうにない」
そう囁やき、俺は身体を起こすと、ゆっくりの朱里の中に入っていった。
「あ……あァ……」
「朱里の中、熱くて柔らかい。奥まで挿れるよ?」
優しく声をかけ、俺は腰を埋めていった。
すぐに先端が奥へとたどり着き、その先をこじ開けようとさらに腰を進める。
すると朱里は大きく背を反らし、首を横に振りながら喘いだ。
「だ、めぇ……それ、変になるからぁ!」
「いいじゃない、変になっても。今日も明日も、俺と朱里、ふたりだけなんだから」
「あぁ!」
「ほら全部入ったよ、朱里」
「う、あ、あ……」
朱里のペニスから先走りが溢れ出て、腹を濡らしている。その光景がとても卑猥で俺を更に煽り立てた。
俺はベッドに手をつき、腰を引きまた奥まで腰を進める。
俺が動く度に朱里は喘ぎ、俺の名を何度も呼んだ。
「飛衣、とい、んン……中気持ちいい」
上ずった声で啼き、朱里は腰を揺らしている。
このままではすぐに出してしまいそうだ。
それはもったいないからできるだけ長く中を味わっていたいのに、朱里の中は俺のペニスに絡みつききつく締め付けてくる。
「と、い……イく、イく、飛衣のペニスでイっちゃう、からぁ!」
そして朱里は大きく背を反らし、中を収縮させながら射精せず達した。
腰から這い上がる快楽に、俺は耐え切れず激しく腰を打ち付けた。
「可愛い朱里……もう、俺、イくかも……」
余裕のない声で呟き俺は、中からペニスを引き抜くと朱里の腹にめがけて精液を放った。
「あ……」
朱里は切ない声をあげ、目を見開き俺を見る。
白濁に濡れる朱里の姿は卑猥で、俺の中にある支配欲が増してくる。
引き抜いた俺のペニスはまだ萎えない。まだ抱きたい。もっと抱きたい。
「朱里……俺まだ足りない」
そう告げて俺は、また朱里の中に入っていった。
「い、あ……飛衣……と、い……だめ、イったばかり、だからぁ!」
先ほどとは変えて浅い所を重点的に突き上げると、朱里はすぐに腰を揺らし達してしまう。
「だ、めぇ、イきすぎて、おかしくなる……」
「出さずに何回イけるのか、数えてみるのもいいかもね」
「う、あ、あ、あぁ、イってる、イってる、からぁ!」
朱里は喘ぎながら俺に腕を伸ばしてくる。
俺は朱里に顔を近づけてキスを交わし、顔を見つめて言った。
「愛してるよ、朱里。ずっと、俺の物だ」
「ひ、あ……あぁ、飛衣、飛衣……すきぃ、飛衣、俺、あぁ!」
うわ言のように繰り返しながら朱里はがくがくと腰を揺らし、何度目かの絶頂を迎えた。
「きっつ……ねえ、朱里。次は中に出すよ」
そう声をかけ俺は腰の動きを止め、朱里の中で迸りを放った。
「中……熱い……」
うっとりと呟く朱里の腹をすっと撫で、
「ここに俺のがまだ入ってる」
と告げ、ぐい、と奥へと腰を埋めた。
「あ……飛衣……俺、飛衣と繋がっていたい」
そう言いながら俺に腕を伸ばしてくる朱里の姿に心が揺れ、俺は繋がったまま朱里に顔を近づけ唇を重ねた。
できればずっと、こうしていたい。
ずっと一緒にいたい。
けれど俺も朱里もまだ高校生だ。
卒業までまだ一年近くある。卒業したら一緒にいられる。それまで朱里に何者も近づけないよう、朱里を俺で埋めなくては。
俺は口付けながら朱里のネックレスに触れる。これは俺と朱里を繋ぐ鎖だ。
朱里の口の中を舐め回し深い口づけを交わした後、俺は口を離し、顔を見つめて言った。
「愛してる」
「飛衣……」
恥ずかしげに俺の名前を呟いた朱里はぎゅっと、俺の首を抱き小さな声で言った。
「俺、も……愛してる、から……」
そのまま黙り込んでしまった朱里が愛おしく、俺は頭を撫でてそのこめかみに口づけた。
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お読みくださりありがとうございます
面白い、と言っていただけてうれしいです
完結してだいぶ経ちますがこうして目にしていただけて嬉しく思います
飛衣の溺愛&束縛が止まらない!!
朱里、頑張って受け止めてあげて!
お読みくださりありがとうございます
ナンパされるシーンはどうしても書きたかったシーンで、書けて満足です
あと一話くらい続きますが今後ともよろしくお願いします