ぼくに毛が生えた

理科準備室

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第27話 ふた

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 ぼくのおしりの口は口いっぱいのうんこが出たがっていてもうぴくぴくしていたのに、その奥からさらにおならみたいなのが込み上げてきた。おまけにおしっこもしたくなってきた。
 おしっこと、後はせめておならだけだけにとどめておきたかったけど、おしりの口をどうしぼってもそれはもう無理そうだった

 ぼくはうしろの先生のことは忘れて、ダメでもともとでぼくはおしりの口をゆっくりと開けた。

 すると前の方はおしっこはぼくの毛の生えたちんぽの先からいきおいよく出始めた。後ろの方もおならのすっという音とともに何かがおしりのくちびるを通りぬけた感じがして、ポチャリという音がしたので、透明なおしっこの出ているまたの間をのぞきこんで、便器の底をのぞいた。
 そには指先のほどの黒くて小さなかたまりが一つおちていただけだった。ぼくの後ろの方はおならは大きそうなのはまだ、おしりの口のずっと奥のほうににたまっていた。その前のうんこがふたになって邪魔していておならが出なかったんだ。
 出ないおならはぐるぐると音を立てながらおなかが張る感じで苦しかった。

 おなかがはって苦しかったぼくはそのふたになっているものもおしりの口の中から押し出そうと、こぶしを握りしめてそののどの奥に力を入れて何度もうーんといきんだ。

 でも、ふたになっているうんこはなかなか出なかった。もうおしりの口のくちびるは目いっぱい広がり、ぷすぷすとおならも出て、一番先っぽはもう外に出ていそう感じがしていたのに、かたくて押し出せなかった。しかもおしりの口だけでなくて、おなかまで気持悪くなって少しはきそうになった。それはまるで修学旅行のバスの中で車酔いして吐きそうになったときみたいだった

 でも、いきむたびに、目の前にはってある「あなみしょうがっこうのおべんじょのつかいかたのきまり」の隅に書かれていた、まるで今のぼくみたいに便器にしゃがむ男の子のイラストが目に入った。それを見ると、どうしても、ぼくやイラストの男の子のようにしゃがんでいた一年生の子たちのおしりの口からうんこの出てくる光景を思い出してしまった。
 修学旅行のバスの中で車酔いしときお腹の中にあった吐こうとして吐けなかったものは、ただ気持ち悪かっただけだけど、今ぼくのおしりの口の中にいっぱいになっているものが、あのときのあの子たちのおしりの口の中にいっぱいなっていたと思うと、すごくエッチで気持ち良かった。ちんぽが少しかたくなって、時々出てくるおしっこが金かくしのわきをはみ出そうになった。ぼくはあわててちんぽを押さえつけておしっこの向きを戻した。
 そのとき、後ろの方で何かごそごそと音が聞こえはじめたけど、あんまりおなかがはってくるしかったのでそちらの方に気が取られて気にしなかった。

(続く)
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