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第1話 お風呂の中で
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それは5年生の秋のある夜のことだった。
うちのおふろでぼくは一人でからだを洗っていた。何気なく下の方を見たぼくは、石けんの泡だらけの白いちんちんに指先くらいの大きさの毛のようなものが何本かついているの見つけてしまった。かみの毛がついたかと思ってつまんでみたら痛かった。ぼくにもとうとうちん毛というものが生えたんだ。
ぼくは前からお父さんのようなちん毛だけでなく、むな毛やすね毛なんかいろいろ毛がはえた毛むくじゃらの体がいやだった。どうして大人になるとかみの毛以外の毛が生えるのとお父さんに聞いても、「毛が生えるのは大人になった証拠だよ、●●●、おまえも大人になると毛が生えるけど、生えなかったら大変だよ」としか答えてくれなかった。大人になることは立派な人間になることだと思っていたのに、どうしてケモノみたいなカラダにならなければならないのか、ぼくは何かの罰みたいでなっとくが行かなかった。
そして、ぼくはあたまを洗った。ついこの日曜日に近くの床屋さんで丸刈りになったばかりのあたまだった。もともと、丸刈りは、穴実小では悪いことをした子か反省のためにさせられるか、1年生や2年生の低学年の子がするものなのでぼくは嫌いだった。4年生の時、一つ上の学年で、万引きをした子が町内にいたけど、しばらく休んだ丸刈りで登校してきたのをおぼえている。
でも、夏休みが終わったころから、おきゅう部の決まりで先に丸刈りになった子たちが「5年2組の男子はおきゅう部みたいに全員丸刈りになろう」と言い出し、おきゅう部の指導をしていた学級担任のO先生もそれにさんせいして、だんだんみんな丸刈りになっていった。ぼくは合唱部でおきゅう部には入っていないし、万引きのような悪いこともしていないし、低学年みたいなので、丸刈りにはしたくなかった。でも、ぼくは、けっきょくクラスの男子で最後のひとりになり、O先生も授業の中で何かにつけて「●●●、丸刈りにならないのはおまえだけだぞ、早くしなさい」といってきたので、仕方なく丸刈りになったんだ。
なのに、ぼくのちんちんは勝手だった。エッチなこと考えたら勝手に大きくかたくなるするみたいに、勝手に毛が生えて勝手に大人になってしまった、あたまの方は低学年のあたまになったのに
そう思うと急に自分のちんちんを出すことが今まで感じたことないはずかしいものになった。お母さんの前でも絶対に見せたくなくなった。、
それまではおしりを出すのはうんこのときなので、おしりよりもちんちんを出すことは恥ずかしいことと感じていなかった。だから、空き地で友だちと遊んでいるときは「ちょっと、たんま」と言って、平気で隅で立ちションしていた。
それに、おしりを出すのがはずかしいといっても、家でうんこするときもいつもズボンもパンツも全部ぬいでからオンナベンジョに入った。ぼくの家は古いので奥が土間になっていて、そこは台所の奥にお風呂と便所があったけど、そこのオンナベンジョでうんこするときは、それに面した板間(夏は、そこにチャブ台を置いて家族でご飯を食べた)でズボンとパンツを脱いでスリッパをはき。パタパタと大いそぎで便所に行った。
ぼくは、うんこは学校でするのはもちろん恥ずかしかったけど本当は自分の家でも行きたくないから、給食で牛乳とパンを口いっぱいにほおばったときみたいな感じまで出口に迫っていて、それを通り抜ける臭いおならがプスプスと出始めるくらいギリギリまでガマンするくせがあった。
台所にお母さんがいると、そんなぼくのおしりまる出しのふりちん姿で便所に大あわてで走っていく姿を見るたびに、呆れ顔で「五年生になってまだ全部脱がないとだめなの? 恥ずかしくないの? お便所に入ってズボンとパンツをひざまで下ろしてうんこできるようになりなさい」と言われた。
でも、うちみたいな汲み取りで、そんな姿で、オンナベンジョでうんこしたら、ズボンやパンツが汚れたり、自分の以外のオンナベンジョの穴に溜まっていたうんこのにおいがつきそうだった。全部脱がないと、ズボンをはいている感じとおしりの穴をうんこが通り抜けている感じが同時にして、ズボンの中にうんこしている気分になりそうで気持ちが悪かった。
それに自分がズボンとパンツをひざまで下ろしてしゃがんだ姿はすごくかっこ悪そうでイヤだった。自分のそういう姿も他の子がそうやってしている姿をまだ本当に見たことないけど、マンガに出てくるのを見るたびに自分のそういう姿を想像してイヤだと思った。
おしりをお母さんに見られても全脱ぎの方がよかった。実際に見たことないけど、真っ白なおしりやちんちんが丸出しのままオンナベンジョにしゃがむほうがきれいでかっこよかった。でも。ぼくのちんちんはもうまっ白じゃなかった。お父さんみたいに黒くなったわけじゃないけどぱらぱらと生えた毛はお母さんにも見せてはいけなかった。
ただ、ぼくの家の風呂場には脱衣所がなく、脱いだパンツとズボンがあるところまで、裸で歩いてかなければならなかった。しかも、その途中の台所ではお母さんが食器を洗っていた、しっかりちんちんを押さえて、気づかれないようにこっそりとサンダルをはいて風呂を出た。でも、途端に台所で洗い物をしていたお母さんに見つかった。
「どうしたの」
お母さんの声を聞いたぼくは、全身が真っ赤になって恥ずかしくて何も言えずにその場に立ち止まってしまった。お母さんはスリッパ以外にはなにもつけてないまま、素っ裸でちんちんを押さえて立っているぼくの姿をおかしそうに見ながら
「とうとうちんちんに毛が生えたんだね、大人になった証拠だよ
●●●くんはクラスで一番背が高いから、一番、最初におとなになったんだよ
明日から、風呂に入るときはパンツをはいて風呂場に行こうね」
「そうする」とぼくはうなずいて、板間に行き白いパンツをはき、続いてズボンをはこうとしたとき、おかあさんは
「あと、うんこするときも全部脱がなくてもお便所の中でズボン下ろしてできるようになりなさい、もう大人でしょう」
「やだよ、オンナベンジョの中でぬぐとズボンが汚れそうだし、ニオイもつきそうだよ」「お便所に行くとき生えたちんちんが丸見えでいいの? それとも毎日ちんちんにぎってお便所に行くの?」
ぼくはどうしたらわからなかった。
「そうよ、うんこするときだけ脱いでパンツ一つで入ったら?お便所に入ってからパンツを下しておしりを出すの。ズボンもおろすと汚れやにおいがつくかもしれないけどパンツだけならつかないでしょう。ここでしゃがんで下ろしてみなさい」
ぼくはその場でパンツを下ろしてしゃがんだ.まる出しになったちんちんやきんたまのすぐ近くに白いパンツがあるのはなんだかちょっとエッチで恥ずかしかったけど、便所に行く途中毛のはえたちんちん下げていくよりはましだった。
(続く)
うちのおふろでぼくは一人でからだを洗っていた。何気なく下の方を見たぼくは、石けんの泡だらけの白いちんちんに指先くらいの大きさの毛のようなものが何本かついているの見つけてしまった。かみの毛がついたかと思ってつまんでみたら痛かった。ぼくにもとうとうちん毛というものが生えたんだ。
ぼくは前からお父さんのようなちん毛だけでなく、むな毛やすね毛なんかいろいろ毛がはえた毛むくじゃらの体がいやだった。どうして大人になるとかみの毛以外の毛が生えるのとお父さんに聞いても、「毛が生えるのは大人になった証拠だよ、●●●、おまえも大人になると毛が生えるけど、生えなかったら大変だよ」としか答えてくれなかった。大人になることは立派な人間になることだと思っていたのに、どうしてケモノみたいなカラダにならなければならないのか、ぼくは何かの罰みたいでなっとくが行かなかった。
そして、ぼくはあたまを洗った。ついこの日曜日に近くの床屋さんで丸刈りになったばかりのあたまだった。もともと、丸刈りは、穴実小では悪いことをした子か反省のためにさせられるか、1年生や2年生の低学年の子がするものなのでぼくは嫌いだった。4年生の時、一つ上の学年で、万引きをした子が町内にいたけど、しばらく休んだ丸刈りで登校してきたのをおぼえている。
でも、夏休みが終わったころから、おきゅう部の決まりで先に丸刈りになった子たちが「5年2組の男子はおきゅう部みたいに全員丸刈りになろう」と言い出し、おきゅう部の指導をしていた学級担任のO先生もそれにさんせいして、だんだんみんな丸刈りになっていった。ぼくは合唱部でおきゅう部には入っていないし、万引きのような悪いこともしていないし、低学年みたいなので、丸刈りにはしたくなかった。でも、ぼくは、けっきょくクラスの男子で最後のひとりになり、O先生も授業の中で何かにつけて「●●●、丸刈りにならないのはおまえだけだぞ、早くしなさい」といってきたので、仕方なく丸刈りになったんだ。
なのに、ぼくのちんちんは勝手だった。エッチなこと考えたら勝手に大きくかたくなるするみたいに、勝手に毛が生えて勝手に大人になってしまった、あたまの方は低学年のあたまになったのに
そう思うと急に自分のちんちんを出すことが今まで感じたことないはずかしいものになった。お母さんの前でも絶対に見せたくなくなった。、
それまではおしりを出すのはうんこのときなので、おしりよりもちんちんを出すことは恥ずかしいことと感じていなかった。だから、空き地で友だちと遊んでいるときは「ちょっと、たんま」と言って、平気で隅で立ちションしていた。
それに、おしりを出すのがはずかしいといっても、家でうんこするときもいつもズボンもパンツも全部ぬいでからオンナベンジョに入った。ぼくの家は古いので奥が土間になっていて、そこは台所の奥にお風呂と便所があったけど、そこのオンナベンジョでうんこするときは、それに面した板間(夏は、そこにチャブ台を置いて家族でご飯を食べた)でズボンとパンツを脱いでスリッパをはき。パタパタと大いそぎで便所に行った。
ぼくは、うんこは学校でするのはもちろん恥ずかしかったけど本当は自分の家でも行きたくないから、給食で牛乳とパンを口いっぱいにほおばったときみたいな感じまで出口に迫っていて、それを通り抜ける臭いおならがプスプスと出始めるくらいギリギリまでガマンするくせがあった。
台所にお母さんがいると、そんなぼくのおしりまる出しのふりちん姿で便所に大あわてで走っていく姿を見るたびに、呆れ顔で「五年生になってまだ全部脱がないとだめなの? 恥ずかしくないの? お便所に入ってズボンとパンツをひざまで下ろしてうんこできるようになりなさい」と言われた。
でも、うちみたいな汲み取りで、そんな姿で、オンナベンジョでうんこしたら、ズボンやパンツが汚れたり、自分の以外のオンナベンジョの穴に溜まっていたうんこのにおいがつきそうだった。全部脱がないと、ズボンをはいている感じとおしりの穴をうんこが通り抜けている感じが同時にして、ズボンの中にうんこしている気分になりそうで気持ちが悪かった。
それに自分がズボンとパンツをひざまで下ろしてしゃがんだ姿はすごくかっこ悪そうでイヤだった。自分のそういう姿も他の子がそうやってしている姿をまだ本当に見たことないけど、マンガに出てくるのを見るたびに自分のそういう姿を想像してイヤだと思った。
おしりをお母さんに見られても全脱ぎの方がよかった。実際に見たことないけど、真っ白なおしりやちんちんが丸出しのままオンナベンジョにしゃがむほうがきれいでかっこよかった。でも。ぼくのちんちんはもうまっ白じゃなかった。お父さんみたいに黒くなったわけじゃないけどぱらぱらと生えた毛はお母さんにも見せてはいけなかった。
ただ、ぼくの家の風呂場には脱衣所がなく、脱いだパンツとズボンがあるところまで、裸で歩いてかなければならなかった。しかも、その途中の台所ではお母さんが食器を洗っていた、しっかりちんちんを押さえて、気づかれないようにこっそりとサンダルをはいて風呂を出た。でも、途端に台所で洗い物をしていたお母さんに見つかった。
「どうしたの」
お母さんの声を聞いたぼくは、全身が真っ赤になって恥ずかしくて何も言えずにその場に立ち止まってしまった。お母さんはスリッパ以外にはなにもつけてないまま、素っ裸でちんちんを押さえて立っているぼくの姿をおかしそうに見ながら
「とうとうちんちんに毛が生えたんだね、大人になった証拠だよ
●●●くんはクラスで一番背が高いから、一番、最初におとなになったんだよ
明日から、風呂に入るときはパンツをはいて風呂場に行こうね」
「そうする」とぼくはうなずいて、板間に行き白いパンツをはき、続いてズボンをはこうとしたとき、おかあさんは
「あと、うんこするときも全部脱がなくてもお便所の中でズボン下ろしてできるようになりなさい、もう大人でしょう」
「やだよ、オンナベンジョの中でぬぐとズボンが汚れそうだし、ニオイもつきそうだよ」「お便所に行くとき生えたちんちんが丸見えでいいの? それとも毎日ちんちんにぎってお便所に行くの?」
ぼくはどうしたらわからなかった。
「そうよ、うんこするときだけ脱いでパンツ一つで入ったら?お便所に入ってからパンツを下しておしりを出すの。ズボンもおろすと汚れやにおいがつくかもしれないけどパンツだけならつかないでしょう。ここでしゃがんで下ろしてみなさい」
ぼくはその場でパンツを下ろしてしゃがんだ.まる出しになったちんちんやきんたまのすぐ近くに白いパンツがあるのはなんだかちょっとエッチで恥ずかしかったけど、便所に行く途中毛のはえたちんちん下げていくよりはましだった。
(続く)
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