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学級うんこ編
第七話 全ぬぎと半下ろし
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ぼくは仕方なく雲地くんに言われるまま体いく館に向かった。昼休みうんこしたかった、あのひみつの児どう便じょも前を通ったけど、雲地くんがついてきている以上、通り過ぎるだけで入ることはできなかった。体いく館にも児どう便じょはついていた。でも、そこで昼休みうんこするのは、みんなが遊んでいる中、キケン過ぎた。体いく館につくと、まずジャンケンなのがおにごっこのルールだった。さっきの給しょくのときは勝ったのに、体いく館のジャンケンは負けて、ぼくがオニに交代することになった。
そして「たんま、しっこに行ってくる」とぼくはうそをついて、何とかおにごっこをはなれた。さいわいついてくる子はいなかったので、ぼくは校舎へのわたりろうかへ向かった。まっすぐ行くと高学年用の東げんかんだけど、その手前で右に曲がると、ぼくの行きたかった秘みつの児どう便じょはすぐだった。
でも、そうしてうんこが近づいてくるとぼくは昼休みの教しつでガマンしていたときにはあまり考えなかったことが気になってきた。それはぼくが便じょでのうんこ姿だった。ぼくの家でのいつものうんこ姿は、便じょの外でズボンとパンツをぬいでちんちんとおしり丸出しになる全ぬぎだった。
学こうはおふろがある家とちがってみんなの前で全ぬぎにはなっていけない場所だったし、学こうだからだれかに見られるかもしれなかった。おかあさんも、家で全ぬぎのうんこ姿のぼくに「学こうでうんこしたくなったらどうするの? そんなかっこう見られたらはずかしいよ」と小言をいった。
ぼくは「学こうでうんこなんかしないよ」と言い返したけど、「穴実小のオキテ」なんか知らないおかあさんは「バカなこと言ってないで丸男くんのようにお便じょの中で半下ろしでできるようになりなさい、そうしたら学こうでもうんこできるじゃない」と言った。
半下ろしは便じょの中で戸をしめて、便きをまたいでしゃがんでから、ズボンとパンツをひざまでおろして完全にぬがずにおしりを出してうんこすることだった。ぼくは他の子が半下ろしでうんこする姿をきちん見たことがないけど、マンガでそういうふうにしている絵はみたことがあった。
でも、ぼくにはそういうマンガに出てくる半下ろしのうんこ姿でくつとかかとまで下ろされたパンツとズボンが、そういったものが何もない全ぬぎよりすごくエッチに見えてはずかしかった。それに半下ろしだと、おろしたズボンとパンツがおしりロケットのはっしゃにじゃまになりそうで気持ち悪かった。
見えないところで下ろしたズボンやパンツにうんこが飛び散ったり、きたないゆかにつくのがこわかった。ぼくがあと半下ろしできなかったのは、ズボンにつくにおいが気になったからだった。ぼくは幼ち園のころから、目を閉じているだけで、においで友だちをかぎ分けられるくらい鼻がよかった。
そんな鼻の良いぼくには、全ぬぎでも少し長く入っているだけで、便じょから出た後も下からのぼってくるうんこのにおいがそでについていることが気になってはずかしかった。ぼくよりもっとうんこのにおいが気になって「本とうの全ぬぎ」する子もいたという話も小市台くんのおにいさんから聞いた。
その子は家ではいつもズボンとパンツだけでなく、上の服もぜんぶぬいで「本とうの全ぬぎ」のうんこ姿でうんこしていた。その子は一年生のとき授ぎょう中にとつぜん「先生、うんこ!」とさけんで立ち上がり、その場で「本とうの全ぬぎ」をして便じょに走って行った。
その子やぼくみたいに服についたうんこのにおいを気にする子で、とくにはずかしくなりそうなのは朝うんこだった。学こうからもらった「穴実小のきまり」には「穴実っ子は朝、家を出る前に必ず用便をすませること」と書いてあった。つまり「穴実小のきまり」は朝うんこだった。
ぼくの登こう班でも朝の登こう前にうんこする子は何人かいて、朝そういう子をむかえに行くと「今までうんこしてたからちょっと待って!」といいながら全ぬぎふりちんのうんこ姿で出てくる子がいた。その子はそでにうんこのにおいがついたまま登こうすると思うとぼくは朝うんこがイヤだった。
そでにもうんこのにおいがそんなにつくのに、便じょの穴にもっと近いおろしたズボンやパンツはどれだけうんこのにおいがつくのかと思うと、ぼくは絶対ぬぎたくなった。でも、そんなことを気にしないで半下ろしでうんこできるのが、おかあさんも言ってたいとこの丸男くんだった。
(つづく)
そして「たんま、しっこに行ってくる」とぼくはうそをついて、何とかおにごっこをはなれた。さいわいついてくる子はいなかったので、ぼくは校舎へのわたりろうかへ向かった。まっすぐ行くと高学年用の東げんかんだけど、その手前で右に曲がると、ぼくの行きたかった秘みつの児どう便じょはすぐだった。
でも、そうしてうんこが近づいてくるとぼくは昼休みの教しつでガマンしていたときにはあまり考えなかったことが気になってきた。それはぼくが便じょでのうんこ姿だった。ぼくの家でのいつものうんこ姿は、便じょの外でズボンとパンツをぬいでちんちんとおしり丸出しになる全ぬぎだった。
学こうはおふろがある家とちがってみんなの前で全ぬぎにはなっていけない場所だったし、学こうだからだれかに見られるかもしれなかった。おかあさんも、家で全ぬぎのうんこ姿のぼくに「学こうでうんこしたくなったらどうするの? そんなかっこう見られたらはずかしいよ」と小言をいった。
ぼくは「学こうでうんこなんかしないよ」と言い返したけど、「穴実小のオキテ」なんか知らないおかあさんは「バカなこと言ってないで丸男くんのようにお便じょの中で半下ろしでできるようになりなさい、そうしたら学こうでもうんこできるじゃない」と言った。
半下ろしは便じょの中で戸をしめて、便きをまたいでしゃがんでから、ズボンとパンツをひざまでおろして完全にぬがずにおしりを出してうんこすることだった。ぼくは他の子が半下ろしでうんこする姿をきちん見たことがないけど、マンガでそういうふうにしている絵はみたことがあった。
でも、ぼくにはそういうマンガに出てくる半下ろしのうんこ姿でくつとかかとまで下ろされたパンツとズボンが、そういったものが何もない全ぬぎよりすごくエッチに見えてはずかしかった。それに半下ろしだと、おろしたズボンとパンツがおしりロケットのはっしゃにじゃまになりそうで気持ち悪かった。
見えないところで下ろしたズボンやパンツにうんこが飛び散ったり、きたないゆかにつくのがこわかった。ぼくがあと半下ろしできなかったのは、ズボンにつくにおいが気になったからだった。ぼくは幼ち園のころから、目を閉じているだけで、においで友だちをかぎ分けられるくらい鼻がよかった。
そんな鼻の良いぼくには、全ぬぎでも少し長く入っているだけで、便じょから出た後も下からのぼってくるうんこのにおいがそでについていることが気になってはずかしかった。ぼくよりもっとうんこのにおいが気になって「本とうの全ぬぎ」する子もいたという話も小市台くんのおにいさんから聞いた。
その子は家ではいつもズボンとパンツだけでなく、上の服もぜんぶぬいで「本とうの全ぬぎ」のうんこ姿でうんこしていた。その子は一年生のとき授ぎょう中にとつぜん「先生、うんこ!」とさけんで立ち上がり、その場で「本とうの全ぬぎ」をして便じょに走って行った。
その子やぼくみたいに服についたうんこのにおいを気にする子で、とくにはずかしくなりそうなのは朝うんこだった。学こうからもらった「穴実小のきまり」には「穴実っ子は朝、家を出る前に必ず用便をすませること」と書いてあった。つまり「穴実小のきまり」は朝うんこだった。
ぼくの登こう班でも朝の登こう前にうんこする子は何人かいて、朝そういう子をむかえに行くと「今までうんこしてたからちょっと待って!」といいながら全ぬぎふりちんのうんこ姿で出てくる子がいた。その子はそでにうんこのにおいがついたまま登こうすると思うとぼくは朝うんこがイヤだった。
そでにもうんこのにおいがそんなにつくのに、便じょの穴にもっと近いおろしたズボンやパンツはどれだけうんこのにおいがつくのかと思うと、ぼくは絶対ぬぎたくなった。でも、そんなことを気にしないで半下ろしでうんこできるのが、おかあさんも言ってたいとこの丸男くんだった。
(つづく)
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