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遠距離恋愛彼女
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「どうしたんです?そんなにうきうきして」
私がデスクでパソコンに向かって作業していると、同僚が話しかけてくる
私は作業をしている手を止め彼女の方を向き
「い、いやぁ…そのぉ…」
もぞもぞしていると
「あ!分かりました!彼女さんですよね!?いいなぁ…羨ましいです!」
一人納得してうっとりしている
…まぁ、間違ってはいないのだが
「こんな可愛い人の彼女さんはとっても幸せですね!」
「あはは…ありがとうね」
他愛もないやりとりをする
「あっ!」
「どうしたんです?」
いきなり声を上げた私に驚いた彼女は、しかし壁にかけてある時計を見て
「あっもうこんな時間!あとはやっとくんで彼女さんに会いに行ってあげてください!」
「えっでも…」
確かに遅い時間だが私の仕事を押し付けるわけにはいかない
私が何か言おうとすると
「行ってあげてください!彼女さんと会うの、久々なんですよね!」
「…分かったわ、ありがとう」
「いえいえ!」
自ら引き受けてくれた同僚に感謝しつつ、私は会社を後にした
私が付き合ってる彼女は遠距離恋愛で、なかなか会うことができない
今日も元々無理だったのだが、急遽変更になったのだ
しかも今日は金曜日、明日明後日と彼女がいてくれる
私は急いで帰宅すると、玄関にはすでに彼女が来ていた
私より結構高い身長、髪は短くスタイルも良く、街ではよくモデルと間違えられる
そんな彼女に私はメロメロだ
私が来たのが分かると、彼女は優しく手を振ってくれる
その仕草に私は嬉しくなり、やがて彼女の前まで来て
「遅かったじゃん、なんかあった?」
「ほんとごめん!仕事が長引いちゃって…」
「ふーん、お疲れ様」
そっけないように見えるが、これでも彼女なりに心配してくれている
そう思うと嬉しくなった
私がはにかんでいると彼女は私の前に来て
「?どうし…ッ」
その瞬間、彼女は左手を私の腰に回し、右手を頬に添えてキスをした
身長差で私は自然と彼女を見上げる形になり、ふと彼女を見ると真っ直ぐな瞳でこちらを見つめている
その仕草に、視線に、状況に、次第に私の頭が溶けていく
「ん…ん…」
ここは外だからと離れようとするも、彼女はギョッと抱き締めていて離してくれない
そして永遠にも思えたキスが終わり私から顔を離すが、私はもう既に正常な思考ができなかった
私の腰にあった彼女の手が私のお尻を掴み彼女が耳元で
「この後…どうする」
と囁くが、私の気持ちはもう決まっていた
だから私は自分家の扉を指差し
「…ん」
と言う
満足した答えが得られたのか、彼女は笑顔を浮かべながら扉を開け、中に入っていくのだった
私がデスクでパソコンに向かって作業していると、同僚が話しかけてくる
私は作業をしている手を止め彼女の方を向き
「い、いやぁ…そのぉ…」
もぞもぞしていると
「あ!分かりました!彼女さんですよね!?いいなぁ…羨ましいです!」
一人納得してうっとりしている
…まぁ、間違ってはいないのだが
「こんな可愛い人の彼女さんはとっても幸せですね!」
「あはは…ありがとうね」
他愛もないやりとりをする
「あっ!」
「どうしたんです?」
いきなり声を上げた私に驚いた彼女は、しかし壁にかけてある時計を見て
「あっもうこんな時間!あとはやっとくんで彼女さんに会いに行ってあげてください!」
「えっでも…」
確かに遅い時間だが私の仕事を押し付けるわけにはいかない
私が何か言おうとすると
「行ってあげてください!彼女さんと会うの、久々なんですよね!」
「…分かったわ、ありがとう」
「いえいえ!」
自ら引き受けてくれた同僚に感謝しつつ、私は会社を後にした
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今日も元々無理だったのだが、急遽変更になったのだ
しかも今日は金曜日、明日明後日と彼女がいてくれる
私は急いで帰宅すると、玄関にはすでに彼女が来ていた
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私が来たのが分かると、彼女は優しく手を振ってくれる
その仕草に私は嬉しくなり、やがて彼女の前まで来て
「遅かったじゃん、なんかあった?」
「ほんとごめん!仕事が長引いちゃって…」
「ふーん、お疲れ様」
そっけないように見えるが、これでも彼女なりに心配してくれている
そう思うと嬉しくなった
私がはにかんでいると彼女は私の前に来て
「?どうし…ッ」
その瞬間、彼女は左手を私の腰に回し、右手を頬に添えてキスをした
身長差で私は自然と彼女を見上げる形になり、ふと彼女を見ると真っ直ぐな瞳でこちらを見つめている
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「ん…ん…」
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「この後…どうする」
と囁くが、私の気持ちはもう決まっていた
だから私は自分家の扉を指差し
「…ん」
と言う
満足した答えが得られたのか、彼女は笑顔を浮かべながら扉を開け、中に入っていくのだった
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