でっかいバイトとちっさい店長〜休日編〜

振悶亭めこ

文字の大きさ
上 下
3 / 4

3.

しおりを挟む
 心地良い刺激として耳に伝わる千晶の甘い声が、今、むしゃぶりついている乳首が甘い果実なのだと錯覚を起こさせる。
「ああああっ♡んあぁ♡ああぁ♡」
 ちゅうっ、ちゅーっ、ちゅぷんっ!
 夢中になって吸っていた愛らしい突起から唇を離す。
「はっ……ぁっ♡」
 俺の唾液で生々しくテカっている。色付きを増してツンと上を向き勃起していた、いやらしく腫れた乳首が、昂る加倉井店長の呼吸の、肺の動きに合わせて上下に動いている。
「欲しいモノは、まず口に出して言わねぇと……喘いでるだけじゃ分かんねーっス」
 意地悪したくなるのは、店長のせい。いや、本当は人のせいになんて出来ない事だけど、アラサーとは思えない加倉井千晶相手の時だけは、この人のせいだと俺は思う。
 緩やかな動きで、震える細い脚が目の前で開かれていく。店長は腰を軽く上げ、尻たぶを広げて、サーモンピンクのヒクつく縦割れを俺に見せ付けてきた。
 その上に、淡い色味をした小さな身体の、大人の部分がそそり立っている。時折ぴこぴこと動く様が、愛くるしい。
「ここ……にっ♡宏太くんのおっきな……おちんちん♡欲しいっ♡お尻なら……根元までっ♡きちんと咥えられる、からぁ♡お願い♡♡♡」
「了解っス!かわいい加倉井店長のお願い、断ったりしませんって」
 情欲に火照った、幼なげな顔立ち。潤んだ目元に軽くキスをして、ヒクつくアナルに肉の竿をあてがった。
 先端に、イソギンチャクのように吸い付いてくる入り口の感触に、俺の脳は蕩けそうになる。

「んあぁっ♡ああああぁっ♡♡♡挿入はいってくるぅっ♡僕のナカっ、広げられてるぅ♡♡♡」
 先に少し、自分で解しておいたお陰か、痛みは無い。本当は上に乗って宏太くんをたくさんイかせてみようか?なんて考えていたけど……宏太くんが起きちゃったなら、体格でも口先でも勝てないや。
 ズッ、ズッ、ズッ……
 重く、確実にナカを押し広げられていく。肉厚な傘に前立腺を抉られ、千晶の口から鼻にかかった甘い嬌声が溢れていく。
「ああぁっ♡♡♡すごい……っ♡あああっ♡♡♡」
「まだ半分ですよ、店長が望んだ事なんだ、頑張って下さ……いっ!」
 ズンッ、ズンッ、グポォッ!
 宏太の硬く大きな男根に、千晶の奥が突き上げられた。反射的に、小さな身体の上半身が大きくのけ反る。
「んひいぃっ♡♡♡気持ちいーところぉっ♡♡♡ああぁっ♡当たるぅっ♡当たってるぅ♡♡♡」
 千晶の下腹が、きゅうっと熱くなる。足りない何かが満たされていくこの行為は、気持ちいいでいっぱいになって、破裂しそうになる。
 丁度良いバイト君だと思っていた宏太くんの事を、必要以上に意識してしまう。肌を合わせ、熱を感じる度に、錯覚は強くなっていく。
 ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ!
「こんな狭い所に、根元までズップリ挿入はいるなんて……流石っスね」
「んんんっ♡♡♡はっ♡ああぁ……挿入はいってるっ♡うれしいっ♡ああああぁっ♡♡♡」
 湿り気を帯びた音を立てて、逞ましい雄に身体の中を暴かれていく。特有の熱にあてられて、強い快感と血が濃くなっていくような感覚が、千晶の全身に広がっていった。
 千晶の、大人の男のシンボルは、触れられていなくても、硬くそそり立ち、先端からはトロトロと透明な体液が溢れていた。
 ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ!
「はうぅ……んっ♡宏太くんっ♡ああぁ♡手、握って……?ぎゅって、して♡♡♡」
 僕はそっと手を伸ばして、宏太くんの大きな手に触れた。ゴツゴツした指に、指先を絡める。ぎゅっと、手を握り返された。
 血の通った大きな手から、脈の動きが伝わってくる。何故だかは分からないけど、繋いだ手と同じように僕の胸の中もぎゅっとされている感覚になった。
 ズチュッ、ズチュッ、ズチュン!
「店長のナカ……すんげえ気持ちいー!気を抜いたらすぐに射精ちまいそうだ」
「はふ……っ♡あぁ♡弱い所ばっかり♡行ったり来たりぃ♡♡♡してる……っ♡あぁっ♡♡♡」
 ズププププッ!ズポポポポッ!
 宏太の腰の動きが加速していく。千晶の前立腺と、入ってはイケナイ所の間を集中的に責め立てていく。
 気怠い午後のアパートに、水の音と嬌声、ケダモノの息遣いが響いていた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます

夏ノ宮萄玄
BL
 オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。  ――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。  懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。  義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

ヤクザと捨て子

幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子 ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。 ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...