聖女のおまけは光の精霊に選ばれる

美雨はクラスメイトの藤岡と一緒に異世界に召喚された。

目の前にはアニメやゲームの世界で見るような剣と魔法の世界。

彼らが言うには、今この国は滅亡の一途を辿っていて、それを防ぐため異世界の聖女の存在が必要だったという。

その聖女というのが藤岡で、美雨は偶然それに巻き込まれた"おまけ"だった。

「あの……帰りたいのですが」
「は?何を馬鹿なことを。2人目がいるのは予想外だったが、お前も国の役に立ってもらわねば」

家に帰ることができなくなった上、関係ない世界の平和に協力させられることとなった美雨。

しかし美雨の魔力とスキルが凡人以下とわかると、彼らは美雨を厭うようになる。

知らない世界での差別と虐め。

孤独に絶望した美雨だったが……
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