彩の目覚め

朝日眞貴

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第二十話 後輩の羞恥

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 先輩が、明日翔さんが嬉しそうに、それでいて邪悪な笑みを浮かべている。

 ぼくは、解ってしまった。

「彩」

「はい。おしっこをさせてください」

「いいよ。見ていてあげる」

 やっぱり。
 ぼくも、先輩に見られるのは嫌じゃない。見て欲しいとも思っている。

 暗いから平気かな?

「はい。先輩。彩のおしっこを見てください。しっかりできたら、ほめてください」

「いいよ」

 先輩の前で座って、見えるように、おまんこを指で広げる。
 こんな恥ずかしい恰好なんて、ぼくができるなんて・・・。でも、おまんこが熱くなってくる。先輩が目の前にいるのに、おしっこをしようとしている。でも、おもらしも見られているし、今更のような気がする。

 出る!

「出ます!」

 勢いよく、おしっこが出た。
 恥ずかしい。思った以上に恥ずかしい。先輩を見ると、おしっこが出るところよりも、ぼくを見てくれている。

 おしっこの音と匂いが・・・。匂いは少ないけど、勢いが弱まらない。

 恥ずかしい。

 弱まってきた。
 先輩はぼくを見てくれているけど、目線を合わせられない。恥ずかしい。

 おしっこが終わった。
 おしっこが溜まっている場所を、先輩が歩いてぼくを抱きかかえてくれる。

「頑張ったね。恥ずかしかった?」

 うなずく。
 おまんこからは、おしっこが垂れているけど、先輩はぼくを抱きかかえてくれる。おしっこが汚い物ではないような態度だ。

「先輩。足が汚れちゃいます」

「大丈夫だよ。彩のおしっこだよ」

「えぇぇ」

「さっき、彩は、精液を飲んだよね?」

「はい。だって、先輩から出たものですよ?飲むに決まっています」

「同じだよ。なんなら、さっきのように、彩が上に座って、おしっこしてもいいよ」

「うぅぅぅ・・・。今度、やってみます」

「そうだね。これから、いろいろ経験しよう」

「はい!いろいろ、教えてください!」

「もちろんだよ。まずは、おしっこを洗おうか?」

「うん」

 シャワーの前まで、抱っこの状態で移動した。
 どうするのかと思ったら、ぼくが先輩の前に立って、先輩がぼくのおまんこを洗ってくれた。触られて、気持ちよくなって、先輩に抱き着いてしまった。だって、触れると、恥ずかしいのと、気持ちがいいのが、一緒に襲ってきて、立っていられなくなる。だから、先輩に抱き着いた。シャワーの勢いも気持ちがいいけど、やっぱり先輩の指が、すごく気持ちがいい。おまんこの中にも入れて・・・。

 声が出ちゃう。

 抱き着いて、先輩の耳元で、声が出てしまった。

 気持ちがいい。

「逝く!」

 身体が快楽に慣れてしまった?
 先輩に触られながら、抱き着いて逝ってしまった。

「彩。気持ちがよかった?」

「はい。すごく、中も・・・。シャワーでクリを・・・。中を指で・・・。また欲しい。明日翔さんのおちんちんを入れて欲しい・・・。です」

「あとで入れてあげるよ」

「・・・。うぅぅ。わかりました」

 下を見ると、先輩のおちんちんが大きくなっているけど、入れてもらった時ほどではない。

 ダメ!
 先輩が、ぼくのおまんこに入っていた指を舐めようとしている。

「ダメ!」

 遅かった。

「彩のおまんこの味。おいしいよ」

「え?」

「彩の味だよ。すごくおいしい。彩も、おちんちんの味や精液を飲んだでしょ?」

「うぅぅぅ・・・。そうだけど・・・。恥ずかしい。です」

「うん。でも、あとで、彩のおまんこを舐めるよ。そうだ、彩も舐めてくれる?」

「はい!舐めます!」

 また舐められる!
 でも、ぼくも・・・。恥ずかしい。臭くないかな?あっ!!!!

 先輩。ぼくのおまんこに指を入れて・・・。舐めた。ぼく、さっき・・・。おしっこをしたばかり・・・。おまんこに、おしっこが残っていたら・・・。どうしよう。

「先輩。ずるい!」

「彩さん?どうしたの急に?」

「え?」

「いや、いま、”ずるい”って?」

「え?声に出て・・・」

 顔が熱い。

「それで?なにが?”ずるい”と感じたの?」

「え・・・。あの・・・」

「大丈夫だよ。彩のことは、嫌いにならないよ。彩の希望を聞かせて・・・」

「はい・・・。先輩。さっき、私のおまんこに入れた指を舐めました」

「そうだね。おいしい汁だよ。もっと舐めたいよ」

「くぅぅ。恥ずかしいことは言わなくても・・・。でも、ぼく、さっきおしっこして、そのまま先輩が指を・・・。洗ってくれたけど・・・」

「そうだね。声がものすごく可愛かったし、彩の匂いでクラクラしてしまったよ。もう少しだけ、彩が我慢していたら、襲っていたよ」

「え!」

 嬉しい。
 先輩を誘惑できた!

「それで?」

「はい。先輩の指には、おしっこが・・・。先輩が、ぼくのおしっこを舐めたかも・・・。と、思ったら・・・。恥ずかしいけど、嬉しかった。です。ぼくも、先輩のおしっこを見たいし、舐めたい。です。だから、ずるい・・・。っと、ごめんなさい」

 先輩の顔が恥ずかしくて見えない。

 でも、先輩の匂いが近づいてきた。
 抱きしめてくれる。優しい。先輩の胸に顔をうずめる。

「彩。タイミングがいいときに見せてあげるよ。そのあと、舐めてくれる?そうだね。小さい状態から、大きくできたら、ご褒美に彩のおまんこに入れてあげるよ」

 顔を上げてしまった。
 先輩が約束してくれた!

 おしっこを見せてくれる?その後で、舐めてもいいの?そうだよね。おしっこの時だから、小さい状態だよね。それを大きくできたら、ぼくのおまんこに入れてくれる?

「はい!楽しみにしています!そして、頑張ります!」

「うん。彩は、すごく可愛いよ」

 笑顔で頭を撫でられた。

「そうだ!先輩。あと・・・」

 ここまで、言ってから、すごく恥ずかしくなってしまった。

「どうした?なんでもは、無理だけど、言わないとわからないよ?何か、して欲しいことがあるのでしょ?」

「はい。あの・・・。ぼく・・・。エッチな動画を見たときに・・・」

「うん」

「嫌わないでください」

「大丈夫だよ」

 先輩は、ぼくを抱きしめて、抱き上げるようにして、湯船がある場所に移動した。先輩がぼくを後ろから抱きしめるようにして、湯船に浸かった。広いお風呂だけど、ぼくはこの体制がすごく好きだ。先輩に包まれている感じがする・・・。初めて、先輩とお風呂に入ったときの体制だから・・・。好き。

「うん。先輩。お尻の穴でも気持ちよくなれるのですか?」

「うーん。どうだろうね。試してみたいの?」

 恥ずかしいけど、うなずく。
 生理の時でも、先輩を感じられる。

「そうだね。聞いてみるから、それからでいい?」

「聞いてみる?」

「あぁ・・・。内緒な」

「はい」

「昌平と隆司と徹は、心は女性だ」

「うん。キャサリンさんとエリザベスさんとアスナさんで、アスナさんは先輩が好きだったのですよね?」

「彩。それは、誰から!」

「え?美穂さんが、教えてくれました」

「アイツ・・・。まぁいい。それで」

 あっなにかごまかした。
 先輩が、振ったと教えられた。今でも、アスナさんは先輩が好きだけど、それは恋人にしたいとかでは無いらしい。先輩には、黙っていて欲しいといわれた。どうなら、アスナさんは、先輩を”アイドル”とか”俳優”さんを見るような感じで、好きなのだと言っていた。

「うん」

「隆司と徹は、その・・・。入れられる方が好きで、昌平は、入れる方が好き。らしい」

「え?エリザベスさんと、キャサリンさんは付き合っているのですか?」

「あぁ・・・。それは微妙で・・・。あの3人はパートナーではない。お互いに、パートナーがいる」

「へぇ・・・。ぼくが、聞いても」「ダメだ。やめておけ、耳が腐る。心が汚れる」

「ははは。わかりました。それで、”聞いておく”のですね」

「あぁ。彩に直接聞いてくることはないと思うけど、あいつらから何か聞かれたら、知らないって答えろよ」

「はい!え?」

「ん?彩。あいつらの店に行きたいのだろう?」

「いいのですか?」

「よくなければ、連れて行かないよ。それに、俺は彩の交友関係まで縛るつもりはない。嫉妬はするかもしれないけどな」

 先輩が、嫉妬?ぼくに?
 すごく嬉しいけど、なるべく・・・。嫉妬されるような行動はしないようにしよう。ぼくは、先輩だけが居ればいい。明日翔さんが居れば幸せだ。
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