彩の目覚め

朝日眞貴

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第六話 後輩の快楽

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 くぅー。
 可愛い音が、俺の上から聞こえる。

 俺から出た音ではない。

「彩。起きているのか?」

 布団を捲って、耳が真っ赤になっている。可愛い頭をなでる。

 顔を見せないように、うなずく器用なことをしているのは、朝月彩。俺の彼女だ。全裸で、俺の上に乗っている。事情はいろいろとあるが・・・。

 彩が、起きているのは解っていた。俺が起きたくなかった。彩の体温を・・・。匂いを・・・。彩を離したくなかった。

「彩。何か、食べよう。もう昼を過ぎている。有りものでいいよな?」

「はい」

「洗濯も終わっているから、パンツだけでも履くか?」

「え・・・。あっ・・・。ごめんなさい」

「ん?」

「汚れたパンツを・・・」

「それは気にしなくていいけど、彩は嫌じゃないのか?」

「え?なにが?ですか?」

 器用に首をかしげる姿がすごく可愛い。
 顔をこちらに向けて、恥ずかしさもあるのだろう。身体にピッタリと密着している。

「俺の洗濯物と一緒に洗ってしまった。ネットは使ったから大丈夫だとは思うけどな」

「あぁ大丈夫ですよ?先輩が、嫌でなければ・・・。ぼくの汚した・・・。その、おもらしを・・・」

「別に気にしないよ。彼女のおもらしだからな。他の、好きでもない女なら嫌だけど、可愛い。可愛い。彼女なら平気だ」

「あっ・・・。あん。ありがとうございます。あっぼく・・・」

 動いたら、おまんこに股間が当たるだろう。彩は、足を広げているから、簡単に刺激されてしまう。声が我慢できなかった。それだけ敏感になってしまっているのだろう。ごまかせたと思っているようだけど・・・。股間が大きくなったのが彩にも解ったのだろう。

「どうした?」

「うん。ぼく、両親がクズで・・・」

「ん?」

「ぼく、小学校の2年から、児童養護施設で育って・・・。だから、洗濯は気にならない」

「そうか、悪かったな」

 頭をなでると、嬉しそうにするのは、年上に対する感情があるのだろう。俺は、同期の中でも老けていると言われる。それに、研修の時に、上手くできた時に、嬉しそうに駆け寄ってくる彩の頭を何度もなでたな。

「ううん。児童養護施設がぼくの家なのは間違いない。今でも、先生たちには感謝している」

「そうか・・・。問題がないのなら、いいな。でも、全裸で布団の中で抱き合ってする話ではなかったな。悪い」

「え?あっ。うん。でも、ぼく、服はスーツだけ・・・。ブラは、必要ないかも・・・。けど・・・」

「あぁ」

 確かに、ブラは必要ないのかも・・・。しれないけど、ノーブラだと乳首が刺激されたりしないか?

「あ!先輩。なにか、失礼なことを考えた?ぼくでも、小さいけど、おっぱいはあるよ!これから、大きくなる予定だよ!」

「わかった。わかった。それで、彩」

 布団を捲って、室温が裸でも大丈夫なのを確認する。日差しはカーテンで遮っているが、室温が上がる位には暖かい。

 彩の肩をもって、身体を起こす。
 小さな乳房が目に入る。状況を理解して、胸を隠そうとするが、なぜか彩は胸を隠さない。

 あぁおまんこが股間の上に乗ってしまっているのだな。大きくなった股間の竿の部分を、彩の濡れ濡れのおまんこが挟む状態になっている。

「綺麗だな」

「え?ぼく?」

「そうだよ。彩。言ってないけど・・・。俺・・・。胸が大きい女が気持ち悪くて・・・」

「え?」

「気持ちがいい話ではないから、酒が入った時にもでも・・・。話すよ」

「うん。先輩が話をしてもいいと思ったら聞かせて・・・。でも、先輩が、ぼくの貧相な身体でもいいと・・・。嬉しい。おっぱいが小さいし、毛が生えていないし・・・。嫌われると思って・・・。それに、こんな子供体型なんて・・・」

「うーん。彩。体型なんて、パラメーターの一つだ。そんなことで、彩を嫌いにならない。俺は、彩の心が好きだ。それじゃダメか?」

「ダメじゃないです。すごく嬉しい。先輩」

 彩は、腰をすこしだけ動かし始める。

「彩」

「ふぇ?」

「先にご飯にしよう。俺が我慢できなくなって、彩を襲ってしまいそうだよ」

「襲って・・・。も、いいです」

「うーん。すこしだけ待ってくれないか?」

「え?やっぱり・・・。ぼく・・・」

「違う。違う。すぐにでも、襲ってしまいたいのは間違いない。で、無ければ、こんなに大きくならない。今も必死に我慢しているのだぞ?」

「え?」

「こんなに、魅力的で、可愛い女の子が、全裸で俺の上に乗っているのだぞ?それも、俺のことを好きだと言っている。俺も、その女の子が、合宿を受けている時から可愛いと思っていた。研修の最中も、頑張る姿がすごいと思った。だから、俺の部下にするために、暗躍もしたし、交渉もした。彩が欲しかった。あれは、恋慕に似た感情だった。今なら解る。俺は、彩が合宿で、プログラムができたと嬉しそうに俺に駆け寄ってきた時に、好きになっていた」

 支離滅裂な言い分だが、彩には伝わったようだ。
 顔や耳だけではなく、首筋まで真っ赤にしている。

 肩を抱いていた腕を彩の首筋に回す。熱が伝わってくる。俺の言葉を反芻しているようだ。顔からは湯気が出そうなくらいに真っ赤になっている。

 素直に、可愛いと思える。腹筋の力で起き上がる。
 おまんこに入ってしまうかもしれないけど・・・。対面座位の形になるが、大丈夫だ。彩のおまんこは見た目よりも狭いのかもしれない。入口に当たったが、入らなかった。そのまま彩のお腹のほうに滑るようにクリを刺激する。
 彩の口からは、艶やかな声が漏れる。それに股間も反応する。

 彩を抱きしめる。
 触れるキスではなく、舌を絡めるようなキスをする。彩は、すこしだけ戸惑っていたが、舌を受け入れて、自分からも舌を絡めてくる。

 彩の舌を感じながら、背中に回した手を、下に降ろしていく。背中も感じるのか、そのたびに”ビクッ”と身体が反応する。彩は、恥ずかしさをごまかすためなのか、俺の背中に回した腕に力が入る。そして、合わせている唇から舌が激しく俺の舌を愛撫する。

 俺の腕は、彩の可愛いおしりに到達する。片手で背中を支えている。逃げられない状況だ。彩は逃げる様子はない。それ以上に、舌を絡めるのに必死になっている。身体を上下にゆすっている。クリが股間に刺激されているのだろう。彩の暖かさが伝わってくる。

「んっ。くっ。あぁぁ。あぁぁ」

 彩が口を離して呼吸をするように、喘ぎ声をあげる。
 快楽が背中を駆け上がったのだろう。クリへの刺激が、脳天を貫いた。感じやすいのかもしれないし、今まで我慢していたのが一気に漏れ出しているのかもしれない。

 片足を上げさせる。空いた隙間から腕を入れる。

「彩。触るよ」

「えっ・・・。はい!触ってください!」

 彩は、さらに強く俺に抱き着いてくる。
 貪るように舌を絡めてくる。触られたら、声が出てしまうのを恥ずかしがったのかもしれないし、快楽を感じる顔を見られたくなかったのかもしれない。今は、彩の好きにさせる。

”くちゅ”

 やはり、おまんこはすでにぐちょぐちょになっている。穴が小さい。指が入りそうにない。見た時に思ったが、ビラビラも小さい。よく見れば、わかる可能性もあるが・・・。”ない”と言ってもいい。それで、天然パイパンだ。彩がエッチな動画で、女優のおまんこを見ていれば、自分のおまんこが”ロリ認定”されると思っていたのだろう。
 クリは皮を被っている。上から触るだけでも感じている。
 おまんこの周りをなでるようにするだけで、背中に回された腕に力が入る。舌を絡めながらも隠しきれない吐息が聞こえる。口の中に、彩の吐息が入ってくる。

 クリを摘まんで、こするように刺激を加える。
 優しくなでるようにするだけで、背中から彩の快楽が伝わってくる。

 ついに、舌を絡められないくらいに、喘ぎ始める。
 恥ずかしいのだろう、顔を必死に隠そうと、俺に抱き着いてくる。

 どのくらい触っていたか解らない。
 彩のおまんこからは終始、愛液が出ていた。

 彩の腕にさらに力が入る。
 耳元で、”あぁぁぁ”という声が聞こえて、身体が小刻みに震える。

「彩。気持ちよかった?」

「・・・。はい」

 吐息が混じった返事だが、女の子ではなく、女性の雰囲気がにじみ出る、淫靡な返事だ。

 身体をすこしだけ離して、彩に優しいキスをする。
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