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第五話 後輩の過去
しおりを挟む起きたら、腕の中で、女の子がオナニーをしていた。
本人は、隠れているつもりなのだろうが、しっかりと解る。身体が小刻みに動く、声を殺していても息遣いが違う、布団の隙間からなんとも言えない甘い誘引するような匂いが漂ってくる。
そして、クリだけを触っているのだろう。身体を寄せている。乳首が俺の身体に触れている。そして、性器同士も当たっている。彩が濡れているのがはっきりとわかる。このまま挿入ができるだろう。
甘いに匂いに、誘引されるように、股間が大きくなるのが解る。
彩は初めてだと言っていた。いろいろ教えるのも楽しいかもしれない。
仕事のことも仕込もう。
社内恋愛は禁止されていない。同じ部署で結婚した者たちも多い。そのまま、部署を率いたり、半独立のような立場になったり、夫婦で活動をしている者たちも多い。
彩が、身体を震わせる。一気に、息を吐き出す。
逝ってしまったようだ。
我慢が難しい。けど、我慢をしよう。
全裸で寝ている。俺がいきなり起きるのにはタイミングが悪い。彩は気が付いていないのか?自分の、おまんこがぐちょぐちょになって、股間を刺激しているのだぞ?
彩が布団に潜っている。
俺の胸に顔をうずめている。この状態なら・・・。
腕枕にしていた腕の痺れも取れた。優しく、腕を移動して、彩を抱きしめる。やわらかい女性特有の背中を堪能する。彩は抵抗してこない。
抱きしめながら、寝返りをうつようにして、彩を俺の上にのせる。軽いな。俺の心音が彩に聞こえているかな?
彩の慎ましい胸があたる部分は、彩の心臓が波打っているのが解る。徐々に早くなっている。
股間が刺激される。
彩の股で挟まれている。彩は、解っているのか、腰が小刻みに動いている。
布団を捲って、彩の顔を見る。
すこしだけ驚いている、可愛い顔が目に飛び込んでくる。
「おはよう。彩。自分の状況は解る?」
困惑はしているのだろうが、うなずいてくれる。
「おまんこで感じているよね?」
驚いた顔をしてから、顔が一気に赤くなって、いろいろ思い出したのだろうか?
それでも、俺の顔を見て、うなずく。可愛い。
「でも、もう少しだけこうしていよう」
「・・・。はい」
それだけ言って、彩は股を”きゅ”と締める。
おまんこに股間が当たっている。それでも、彩は、そのままの状態で、胸に顔をうずめて、目を閉じたようだ。布団をかぶせてあげる。
俺も、彩の重さと体温とおまんこを感じながら目を閉じる。
どのくらい寝ていたのだろう。
もともと、今日は昼過ぎまで惰眠を貪るつもりでいた。アラームも設定していない。彩は身動ぎもしないで、俺の上で寝ている。安心したのか、それとも安心できているのか?よくわからないが、足を広げて、寝ている。バランスを取る為にもしょうがないのだろう。しょうがないが、呼吸のたびに股間を刺激してくる。寝ている時はいいけど、起きてしまうと気になってしまう。
徐々に股間が大きくなる。彩の甘い匂いも気になる。体温が程よくさらに彩の感触が心を刺激する。このぬくもりを手放したくない。大切に守りたい。壊したい。狂わしい。
恥ずかしそうにする顔が可愛い。
気持ちよさそうにする顔が可愛い。
歪んだ表情が好きだ。
苦しそうな表情はどんな表情だろう?
痛そうな表情は?
彩のすべてを見たい。感じたい。壊したい。
我慢だ。我慢だ。徐々に、徐々に、徐々に、彩を染め上げよう。”さや”名前のように、色どりをつけて、飾り付けて、彩を・・・。朝に残る月ではなく、朝でも輝きを失わない月にしよう。夜には夜の色に染めて、昼には昼の色に染めて・・・。
彩。俺の下に落ちてきた。
もう逃がさない。もう離さない。
彩の体温を感じると、股間が反応する。今すぐにでも挿れたいけど我慢だ。彩のおまんこが反応する。彩も欲しがっているの?でも、まだダメだよ。
腕の中で眠っていてね。
起きたら、すこしだけ楽しもうね。彩。
もう一度、目を閉じる。
彩の体温が心地よくて、眠気が勝ってくる。
こんなに心穏やかになるとは・・・。
---
彩とは、彩の研修合宿で知り合った。
俺たちの会社は、新入社員は入社式の後で、そろっての合宿になる。営業希望者も、事務希望者も、開発希望者も、全員が同じ研修を受ける。すこしだけ古い考えなのかもしれないが、全員が最低限のことが”できる”ようになるのが目標だ。
俺は、開発の基礎の基礎を教える担当になった。
合宿は、10日間にも及ぶ。土日は挟んでいるが、合宿所からは出られるが、辺りは何もないコンビニまで車で30分はかかる山の中だ。健康診断も可能な療養施設が合宿場所になっている。
彩たちの世代は、それほど多くの人数ではない。すべての職制を合わせても、50名ほどだ。俺の世代は、100名を超えていた。業績が悪化して、新人を絞ったわけではない。毎年のことだが、合宿が終了して、次の出社日には1-2割程度は会社に出てこない。その後、3か月の研修が終わることには、さらに1-2割が減る。そして、一年が終わる頃には、半数程度になってしまっている。
彩は、当初は事務希望で入ってきた。
ひときわ低い身長と化粧気がない顔が目立っていた。そして、研修を初めて見れば、だれよりも貪欲に知識を吸収していった。
彩は覚えているかな?
プログラムが解らないと、遅い時間まで、研修室にいたのを・・・。
営業が苦手だと言って、俺に相手を頼んだことを・・・。
数字には強いが、パソコンの使い方が解らなくて、教えて欲しいと頼んできたことを・・・。
俺は覚えている。
最終日に、課題をクリアできた時に、俺のところに来て、”ありがとうございます”と、頭を下げてきたことを・・・。可愛い女の子だと思って、頭を撫でたら、ほっぺたを膨らめて、”大人だと”言った表情が可愛い女の子だったことを・・・。
先輩と言って慕ってくれるのが嬉しかった。
彩が同期だけではなく、人気があるのは解っていた。
会社の上層部に呼び出されて、新しく作る部署を引き受けないかと言われた時に、条件を出した。
部署は、すでに動いている部署のサポートを行う部署だ。したがって、上司や先輩たちはいるが出向している。
俺は、会社に残って、各部署から上がってくる作業をサポートする。当初は、俺一人の部署になるはずだった。それでは、作業に集中できないと条件を出して、了承された。
部署に人を入れる。
部署の人選は俺が行う。
この二つだ。そして、会社から出されたのが、すでに部署に組み込まれて作業をしている者は、引き抜くのが難しいと言われて、新人を最初に選ばせてもらえることになった。
3か月の研修が終わった新人は、さらに1か月かけて各部署を体験して回る。そして、希望の”職制”を申請する。あくまで希望だ。合宿や研修の課題や態度の評価シートから、各部署が欲しい新人を選んでいく形だ。部署にも序列があり、順番が決まっている。そのために、俺が、立ち上げがまだ終わっていない部署が最初に新人を選べない。しかし、俺は会社側と各部署に条件を飲ませた。
俺が合宿と研修で見てきた中で、優秀なのは他にも居た。開発に特化している者も沢山いた。プログラムでも、十分に即戦力になるだろう。
俺が指名したのは、朝月彩だ。他の部署の先輩たちからも、即戦力じゃなくてよいのか?と聞かれた。親切な先輩は、部署から人を貸すとまで言ってくれた。でも、俺は、自分の目と自分の感と、彩から感じたことを信じたかった。
彩は、確かにプログラムは素人だ。営業もできないだろう。事務仕事も一人では難しいかもしれない。
でも、即戦力になるプログラムができる新人よりは、営業も事務もできる。
得意なことはないけど、苦手から逃げない態度を評価した。
俺の選択は間違っていなかった。
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