12 / 24
続編1:水面に緩ふ華の間章。
02 花瓶。※
しおりを挟む「はふぅ……わがきみぃあついですぅ」
瑞々しい肌は抜けるように白く、それでいて瑞々しい張りがあって、健康的な若々しさ──若いというよりも幼いといった方が良いかも知れない──を存分に発揮していた。
幼女の雪肌は咲き初めの花のように羞じらいをおびて、くれないに染まっていた。
彼女は夫君のなすがまま身を委ね、とろとろになっている。
柔らかな淡い蜂蜜色の褥に扇状に広がる濡羽の黒髪が艶めかしい。
玉蓉は藍白の薄衣だけを羽織り、甘やかな褥の上で乱れていた。射干玉の髪に白い花蕾が散っている。薄衣は肩までずり落ち、手前でゆるく結ばれた赤い絹布の隙間から初々しい小さな乳首が桃色に染まっている様子が少しだけ窺えるか窺えないかのところで、生絹の半透明の生地に覆われている。
寝間の灯燭がちろちろと火精の舌のような火を揺らめかせ、銀盤に水滴を滴らせる氷の柱が宵闇に燦めく。羽根のような花弁を広げた真っ白な生花が氷の中で時を止めている。
房室を青く浸食する月の光に、雨雫のような水晶の玉簾が瞬く。
涼やかな絽の帷が褥を閉ざし、帷の端から天羽ばたく群蝶の刺繍が影絵のように黒く浮かび上がり、天井へと昇っていく。
華火の指に十分に愛撫され、肉襞の間に透明な糖蜜が伝っていた。なまめかしい秘処を淫靡な音を響かせながら、擽りながらも、片手に伽藍鳥の嘴にも似た器具が現れ、玉蓉は金属が挿入される。ひやっとした感覚に玉蓉は声を漏らした。
華火のしらかねの片目が器具を覗きこんだ。
最奥まで挿入された筒は、幼女の膣に丸い穴を開けて、子宮のぷりっとした可愛らしい頭を覗かせていた。
その愛らしい様子をしろかねの瞳がじっくりと眺め、今日は見分だけだけど……と淫らに微笑んだ。それからとろりと生温い液体に満たされた白玉の水盆から一輪手に取り、ぽってりと丸い輪郭の花を妻君の秘裂に生けた。
薄紅の山芍薬が白くたおやかな股の間に咲いた。
「なにしゅてるんですか、ぎょくよぅのお股に花がさいてますよぉ……わがきみぃ」
黒髪がゆらゆらと何とも艶めかしい。白い蕾が散って、花の化身のようだ。純真で可憐な咲き初めの花だろうか。
「そうだよ、今から玉蓉ちゃんの可愛いあそこに沢山花を咲かせていくんだよ」
妻君の黒髪頭が優美な手で優しく撫ぜられる。蜂蜜色の柔らかい光沢を帯びた褥の上で、艶っぽい声音が甘やかに広がっていく。
常には脹れっ面をしていただろう。今はうっすらと青みがかった白銀に染まる美しい黒い水面はとろんと潤み、身体が熱くて、植物の茎にさえも膣道を淫らに刺激してきた。
こぶりだが青の鮮やかな花を何本が生け、華火はふんわりと咲く大輪の一輪を飾る。真紅の厚い花びらを持つ花、灰色がかった薄い黄色の可憐な花、赤い実の付いた枝。
瑞々しい生花の香りが鼻腔を擽る。ゆったりと燻る香煙と入り混じる。
霞のような小さな草花の乾いた茎がかさかさと膣道を刺激し、最奥まで触れかかる。
「ひゃぁ……な、なんか奧にっ」
「おや、ここが善いのかな?僕の奥方様は淫らだね」
華火の声に意外そうな響きが混ざる、それはすぐに愉しげな笑みに変わった。
長い指がすっと幾らかの茎を引き抜き、花瓶に少しのすき間ができあがる。華火の手が例の草花をかさかさと揺らして奧を突いた。
「あ、ひゃぁ……あっ」
幼い喘ぎ声があがった。華火は枝を一回転させた。ごりごりと膣道が強く刺激される。
「あんっ」
二回転、三回転、そして一気に搔き回す。
「っんん──っあぁぁっ!」
華火はいきなり手を止めた。
「ふぇぇ」
今度は草花でつんつん、そして熟れた其所を無視して抜いた花を元に戻していく。生けた花の形を整えていくと花全体が小さく揺れ、妻君は快感に身を震わせた。
「玉蓉ちゃん、ほら、よく見てごらん、ここに君の愛らしい白い股の間にお花が生けられているのが見えるかい。こんなに沢山お花を盛って」
華火が鏡を差し出してきた。
然程大きくはない円鏡である。裏面に黄金の装飾、鏡台の短い脚に陶磁器の小花が散っている。
黄金鏡の中の玉蓉がとろんとした瞳で見つめてくる。
淫らな幼女のお股から色鮮やかな花々が咲き乱れていた。
赤い絹布が解け、白藍の薄衣に垂れ下がり、桃色の乳首が完全に姿を見せていた。
乱れた黒髪の端にひっかかっていた白い蕾が柔らかな淡い蜂蜜色の褥の上に転がり落ちる。
華火は玉蓉の愛らしさに微笑み、白く柔らかい内股にもう何度目かの口吻を落とした。
すでに点々と染まった痕が花瓶の周辺を彩っていた。そこに一つ赤い痕が追加される。
「ぁあ……」
玉蓉は晒された淫らな己の姿に羞恥から身体を赤く染める。じんわりと涙が双眸を濡らした。
優美な指は優しくその涙を指で拭き、彼の舌はぺろりと目元を舐めた。
「かわぁいい」
色香の滴るような嫣然たる笑みをこぼれる。しろかねの瞳が淫蕩に蕩けていた。
玉蓉は少しだけ間を開けて、消え入りそうな声を零した。
「……ねえ、わがきみぃ」
小さなお手々が夫君の寝衣の襟の端を摑む。潤んだ瞳が見上げてきた。その目尻は薄らと紅に染まっている。
初々しく染まった瑞々しい、小さな唇から言葉が紡がれた。
「──ぎょくようのお股、む、むじゅむじゅするんですが……」
恥ずかしそうに目を逸らして。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる